阪急阪神ホールディングス 定期株主総会
書くかどうか迷いましたが、記録として残しておきます。
梅田劇術劇場メインホールで開催された、阪急阪神ホールディングスの株主総会に出席しました。
私、わずかではありますが、阪急阪神ホールディングスの株主なんです。
私は昨年、阪急阪神ホールディングスの株主になったばかり。
だから株主総会に参加するのも初めてのことでした。
例年の株主総会がどうなのか知りませんが、今年に限っては私は甘く見ていたとしか言いようがありません。
座席は先着順だったため、開始時刻の10分前に到着した私が座れたのは3階席の中段でした。
あともう少し遅かったら、第二会場(梅田芸術劇場 シアタードラマシティ)で、モニター越しに参加するところでしたよ。
メインホールの舞台いっぱいにテーブルが設えてあり、最前列中央の議長席の左右に、
阪急阪神ホールディングスの役員の方たちがずらりと座っておられました。
3階席からだと、全てを俯瞰でき、その点は良かったです。
議案についての説明や、この1年間の阪急阪神ホールディングスの活動を紹介した動画を見た後で、会場に出席している株主からの質問に応じる時間となりました。
質問はブロックごとに指名することになりました。1階上手のブロックから始まり、1階センターブロック、1階下手のブロック、2階席、3階席、第2会場、そして再度メインホールの全体から…というように。
私が質問したかったこと
私は、宝塚歌劇団の役員や管理職の人事について質問したいと思っていました。
宝塚歌劇団の役員・管理職が親会社の単なる天下り先になっているのではないか、
宝塚歌劇(もっと言えば舞台芸術)に愛情と理解がある人を選んでいるのかを聞きたかったんです。
だからずっと挙手し続けましたが、当てていただけず。残念!!
最初、質問者は仕込みなのではないかと疑いましたが、そうではない気がしました。
報道でご覧になった方もおられるでしょうが、忖度なしのきつい質問がたくさんあったからです。
ではなぜ私が当ててもらえなかったのか?
私は一生懸命舞台上の議長に向けて手を挙げていたのですが、アピールする相手を間違えていました。
議長からは客席は遠すぎて、誰が手を挙げているのか、見えるわけがないのです。
客席には、赤や青のサイリューム(ヲタ芸の方が持っている棒のようなもの)を持った若い社員さんが何人かいらして、その人たちが客席で手を上げている人を見つけ、そばに走り寄って議長に向かってサイリュームを振る、議長はそのサイリュームを見つけて指名するというシステムだったのですよ。
だから私はサイリュームを持った若手社員さんに手を振ってアピールすべきだったのに、気がつくのが遅すぎましたわ。
そもそも、座席選びにも失敗しました。
来年もう一度参加して質問しようっと。
数々の質問
さて、質問者からの質問について。
宝塚歌劇関連の質問がとても多かったです。
中には激昂しすぎて、現役生徒の芸名ばかりか本名まで挙げて糾弾する人がおられて、これには胸が痛みましたわ。
内容については一部報道がなされているし、宝塚歌劇の大ファンの私としては、一つ一つ思い出して書き留めるのが辛いのであえて書き留めません。
ごめんなさい。
その他の質問については、予想していた以上に多岐にわたるもので、阪神阪急ホールディングスの業務の多様さを改めて実感できました。
思い出せるものだけ順不同に箇条書きしておきますね。
⚫︎○○駅構内のツバメの巣が撤去されていた。ここ数年、ツバメたちを見て心和んでいたのに。なんとか共存できるようにできないか?
(阪急阪神ホールディングスとしては、燕の巣については基本的に見守る方針だそうです。たまたまこの駅は苦情があったのだろうとのこと)
⚫︎大きな駅についてはもっとトイレを増やしてほしい。高齢者がトイレを探してホームの端から端まで歩くのは酷だ。
⚫︎阪急京都線の一部を観光特急として有料化してはどうか
⚫︎電鉄の障害者割引について。距離制限を撤廃できないか。
⚫︎女性専用車があるのなら、男性専用車があってしかるべきでは?
⚫︎ホテル業務について
⚫︎甲子園球場の聖地とも言えるマウンドの広告について。そこまでやるのか?
このかたは阪神甲子園球場のネーミングライツを売り出さないことについては評価し、感謝すると述べておられ、私も同感でした。
⚫︎阪急電車の車内アナウンスについて。最近は自動アナウンスが多いが、車種によってはスピーカーの位置の問題もあるのだろうが、自動アナウンスは音声が小さく聞き取りづらい。車種によって肉声のアナウンスを採用するなどできないのか?
この時、具体的に9000系とか8000系とか車種をおっしゃっていましたが、私には何が何やら。鉄道マニアさんなんだなー。
⚫︎阪神電車の車体カラーについての提言
⚫︎百貨店の人事について
⚫︎阪神タイガースは今季なぜ外国人選手を補強しなかったのか?
成績の振るわない外国人選手を起用し続けているのが理解できない。
⚫︎阪急電鉄において、宝塚、箕面に次ぐ観光地だった妙見山(能勢電鉄)の施設が閉鎖してしまった経緯を教えてほしい。
などなど。もしかしたら不動産関係の質問もあったような気もします。
深刻な質問からほのぼの系まで、幅が広くて、阪神阪急ホールディングスの業務の多様さを改めて感じました。
ところで、宝塚歌劇関連で役員に関してかなり厳しい意見が出される中、最後の最後にこのような動議を発した方がおられました。
「株主配当の減額を提案します」
これにはちょっと驚きました。
かつて別の会社の株主総会に参加した時、配当に関する不服を述べる人がいましたが、もらえるお金を減額しろなんていうことを言う株主さんが居ようとは。
どう言うことかというと、続けてこうおっしゃいました。
「昨年の夏に5,000円台だった株価が、宝塚歌劇団で問題が起こった9月以降、みるみる下がって今は4,000円ほどになっている。
もちろん役員が責任を取らねばならないのは当然だと思うが、そんな役員を選出した我々株主にも責任がある、その意味で株主配当の減額を提案します」
今回の株主総会では、いろいろな観点からのご意見がすごく勉強になりました。
そういう目線があったのかと、目から鱗ボロボロ。
来年も出席したいと思います。
私は子どもの頃からの宝塚歌劇ファンだし、マルーンカラーの阪急電車を見るとなんとも言えぬ愛着と安心感を抱きます。
野球は阪神タイガース、そして今はなき阪急ブレーブスも大好きでした。
今抱えている問題を解決し、株主であることを誇れるようになっていただきたいです。
ブログランキングに挑戦しています。
もし記事を気に入っていただけたなら、
ポチッとクリックよろしくお願いします。
↓