●お澄:綺咲 愛里
途中までは「ふーん、可愛らしいお嬢さんだこと」だったのですが、
ラストあたりで、意外な一面を見せてくれます。
もしかしてこの人、見た目は楚々としたお嬢だけど、
実はアネゴ肌なところもあるのではないかと。
ぐるぐる手を回して「あるもの」を地面に叩きつけるシーンを
お見逃しなく。
あれがなかったら、さして面白くない「お人形さん」だったと思うわ。
谷先生さすがだわ。
お人形といえば、途中で紅さんと綺咲さんが「人形振り」も披露します。
人形振りの後見、ならびに歌がゴージャスで、この場面も見応えあり。
●徳三郎:礼 真琴
江戸の大店の息子徳三郎。
この世のありとあらゆる道楽を尽くしてしまい、
こうなったらフグの肝でも食べてみるか、とチャレンジし、
毒にあたって、お座敷芸者や幇間共々あの世に来ています。
正直に言って、徳三郎が出てきた瞬間、ほっとしました。
セリフも歌も、声が素晴らしい。
安心して聞いていられます。
江戸っ子の早口、べらんめえの中にも
「金持ち喧嘩せず」を地でいく徳三郎はたくらまずしておもしろい。
おもしろいといえば、あの世では死んだ原因が
その後の衣装に反映されるとかで、
フグにあたって死んだ徳三郎たちの背中には、
フグの紋(絵?)がでかでかと描かれていました。
可愛くて面白かった!!
●喜六:七海 ひろき
若旦那の恋煩いの相手を探し出すのが遅れ、
「もっと早く探しだしていたら」と責められた喜六。
自棄酒を飲むのに、5日も前の鯖を食べて、あたって死亡。
当然、背中には鯖の絵が描かれております。
かいちゃん(七海さん)のお顔は和物だと一層美しく見えます。
カツラや着物が似合うのよね。
高貴な役ではないので、伸び伸びと楽しそうなのも
好感が持てました。
●貧乏神:華形 ひかる
みつるくん(華形)のメイクも衣装もなんだか貧相だよと思ったら、
役柄が貧乏神?!
およそタカラジェンヌらしからぬ役柄です。
この貧乏神、冥土で徳を積んで極楽へ行けたら
福の神に生まれ変われるという。
そんなアホな設定がありましょうか。
しかしみんなが華形くんを「ビンちゃん」と呼び、
「夢を捨てたらアカン!」と励ますのが面白すぎて、笑いました。
うんうん、アホくさい設定は、とことんアホくさい方が面白い。
頑張れビンちゃん!もう最後はビンちゃんがどうなるのか、
気になって気になって目が離せませんでしたよ。
貧乏神は、康次郎たちに冥土のあちこちを案内する役なのですが、
みつるくんはセリフが聞き取りやすく適役でした。
●阿漕[あこぎ]:夢妃 杏瑠
冥土の芝居小屋「美人座」の看板 阿漕姐さんには
今日イチの拍手を送ります!!
夢妃さん、素晴らしいっ!こういう姐さん、好きっ!
お金第一主義者で、態度を豹変させたりするけれど、
実は純なところもある姐さん。
ド派手な衣装に負けない、力のあるセリフ、
思い切った態度。
夢妃さんの声に力があってよう通るんですワ。
もう最高!!
帰宅して思い返すと、他のシーンが全部霞んでしまって、
阿漕の印象が一番強いのでありましたよ。
ということで、もう一度拍手を送ります。
●於登勢[おとせ]:万里 柚美
●金兵衛:美稀 千種
康次郎の両親です。
幕開き、康次郎が死んだことをお客様にわかっていただく、
大切な場面を担当しています。
ベテランの域、ごく自然に時代劇(?)の所作ができる
貴重なお二人と思いました。
●艶冶[えんや]:音波 みのり
閻魔大王のお妾さん(舞台そのままの呼び名です)だが、
実は超有名なあの人、という設定。
音波さんに最後に一節歌わせているところに、
谷先生の情を感じました。
しかも、決定的な名称が入っている部分は歌わせない、
そういうところもニクい演出です。
●一八[いっぱち]:ひろ香 祐
徳三郎と一緒にフグを食べて冥土にやってきた幇間の一八。
ひろ香さん、何をさせてもうまいわ。
こういうかたがいないと芝居が成り立たない。
●青鬼青次郎:麻央 侑希
閻魔様に仕える青鬼軍の長。
青い髪の毛をポニーテールにした、
ビジュアル系の青鬼さんです。
これは私の個人的な意見ですが、
麻央さんってなんとなく表情筋が硬い気がします。
麻央さんがお腹を抱えて大笑いしているところとか、
人目もはばからず大泣きしているお顔を想像できません。
いつもシュッとして真顔で立っている印象なの。
それが今回の青鬼には良いように作用していると思います。
だけどいつか、麻央さんが身も世もなく嘆く悲恋モノ、なんかを
見てみたい気がします。
●赤鬼赤太郎:瀬央 ゆりあ
俳優の青木崇高(大河ドラマ『西郷どん』で島津久光を熱演中)に
そっくりな人がいる……と思ったら せおっちでした。
表情を動かさない青鬼青次郎とは対照的に、
赤鬼赤太郎は、笑ったり凄んだり、ころころと表情を変えます。
せおっち、いろいろと大きな役を経験したせいか、
頼もしくなりましたねぇ。
赤鬼、面白い良い役でした。
(せおっちが良い役にしている、とも言える)
●左大臣・善名:紫藤 りゅう
閻魔大王に仕える左大臣。
私、紫藤さんのビジュアルが大好き。
やっぱり男役さんは細面でないと。
今日の私の座席は、1階6列20番代。
ショーでみんなが銀橋に出てくるときに、
正面が紫藤さんというパターンが多く、眼福でした。
●阿修羅:如月 蓮
ギャー!!
まさか宝塚歌劇で、こんなリアル阿修羅像を見ることになるとは。
びっくり仰天でした。
かなり目立っておられました。
閻魔様の前でのお裁きの結論などを宣告する役目で、
セリフが聞き取りやすくて素晴らしいと思いました。
でも、あのお姿、夢に出てきそう……。
●閻魔大王:汝鳥 伶
生臭坊主、ならぬ、生臭閻魔大王は汝鳥怜さん。
昔は、こういう風格のある上級生さまが
いっぱいおられた気がするのだけど……。
やはり、存在感が違いました。
●桜の若衆B・青鬼:隼玲央
私が星組で注目している男役さん 隼くん。
幕開き、セリの上にいた〜!!!!
なんと晴れがましい。
しかし若衆以上に私のハートを射抜いたのが青鬼でした。
なんなの、このイケメン青鬼は!!
この物語はあの世が舞台。
閻魔様には赤鬼軍団・青鬼軍団が仕えております。
鬼たちはそれぞれ、赤色・青色の隈取りをしております。
よく見てみると、隈取りに指定はなかったようで、
それぞれ工夫をして、違う隈取りをしているんですよ。
隼くんは、どちらかというと
もともとは可愛らしいお顔立ちなのです。
隈取りなんか似合うんだろうか……
なんてことは、いらぬ心配でした。
似合うなんてもんじゃない!
すっきりしたお顔立ちに描いた青いラインが
良いアクセントになっていて、めっちゃイケメンですやん?!
もう、目が離せません!!
6列目だというのに、オペラグラスで青鬼・隼をロックオン!
わたくし、短くもない人生の中で、
こんなにも青鬼に心ときめく日が来ようとは
思いもよりませんでした。
はー。かっこ良かったなぁ。
あまりにも青鬼・隼くんにときめきすぎて、
逆に普段のお顔にときめきを感じられなくなったらどうしよう。
妙な心配をしています。
【おまけ】
冥土にあるカフェ「めいどカフェ」、
往年の大スターが集う「冥土歌劇団」には
思わず声を上げて笑ってしまいました。
冥土歌劇団のラインダンスはなぜか阪急電車の車両から登場。
ラインダンスの衣装はどこか電車を思わせるデザインで、
色もマルーンカラー。
凝ってましたワ。
ではここで幕間休憩。
Youtubeアップ主さま、ありがとうございます。
ブログランキングに挑戦しています。
もし記事を気に入っていただけたなら、
ポチッとクリックよろしくお願いします。
↓


