2011年から、カメラマン宮本陽先生の写真講座に通い始めました。
「初心者のためのフォトレッスン」を終えた後は
半年で1クールのステップアップ撮影講座を続けて受講しています。
今日から私にとって5回目となる「ステップアップ撮影講座が始まりました。
これまでに何回も参加している人もいれば
基礎編を終えて、今回初めてステップアップ講座に参加する人もいるということで
初回の今日は自己紹介から始まりました。
男性4人、女性5人の9人でこれから半年頑張ってまいります。
さて、今日のテーマは「絞り『f5.6』でボケの有無を撮りわける」。
写真のボケについては初級編の早い段階で学びます。
私の時は初級編3回目で教えていただきました。
(興味のある方は上のリンクを参照してください。)
簡単に言えば、意図してボケを生かした撮影をするには
1.絞りを開けてf値を小さくする
2.レンズは広角ではなく望遠側を使用する
3.焦点距離を意識する
ことが大切です。
今日はそのうちの絞りを「f5.6」に固定したうえで
ボケを生かした撮影をする練習をしました。
つまり上の3項目の1番目を固定するのですから
2番か3番の項目を工夫しなくてはいけないわけです。
焦点をレンズに近い場所に設定して撮影すると
背景がボケます。
同じ花を撮影するのに、レンズを広角側にすると
ボケが少なくなる…。
もう一度、同じことが再現できるかやってみます。
焦点を思い切り手前に設定すると大きくボケる。
広角側に設定し、少し距離を置くと、ボケが少なくなる…
同じことができました。
上の例はどちらも、後ろ側をぼかしたわけですが
手前をぼかすことも、当然あります。
その場合の注意も教えていただきました。
前ボケの面積が大きいと、言葉は悪いですが
「うっとうしい」印象をを与えることがあるとのこと。
前ボケの面積を控え目にすると、良い感じ。
もちろん、被写体が何なのか、
どんな意図をもってぼかすのかによっては
手前がわのボケの面積が大きくて正解の場合があります。
宮本先生はいつも「写真に『これが絶対の正解』なんてありません」と
おっしゃっています。
今日も人によってさまざまな結果が出ましたが
「自分の感性を信じてください」というお言葉をいただきました。
自分の感性を信じるためには、
常に感性を磨く努力も必要だなぁ…と感じました。
そうそう、手前をぼかす、奥をぼかすだけではなく
真ん中に焦点をあて、前後どちらもぼかしておられる
受講生の方がおられました。
「ああ!こういう写真も撮れるんだ!」と目からウロコ。
個人ではなくグループレッスンである良さは
こういうところにあるんだなと思いました。
次回のテーマは「ホワイトバランスを自分のものにする」。
楽しみ~。
いつも私が復習を兼ねて、授業内容をUPすることを許可してくださる
宮本先生に感謝です。
【おまけ】
花の美しい季節。
花の写真を撮るときに、
黄色や白はカメラが勝手に調整して暗く写るし
反対に黒はカメラが勝手に明るく撮ってしまうということは以前習いました。
黒だけではなく、赤も明るめに写る性質があるそうで
「赤色が飽和する」というそうですよ。
そう言えば、授業が始まる前に、
宝塚花の道のつつじがきれいだったので
iPhoneで撮影した写真。
真ん中あたりは花びらの色が「白トビ」ならぬ「赤トビ」状態。
(赤トビは今私が作った言葉です。そんな用語が本当にあるかどうかは不明。
良い子はまねをしないでください)
赤い花を撮影する時には、露出補正をマイナス設定するほうが良いかもしれません。
ご参考まで。