東映YouTubeで配信中の超力戦隊オーレンジャーが最終回を迎えましたので全体的な総括を
この超力戦隊オーレンジャーは戦隊シリーズ20周年記念作品ということで比較的王道な作品だったのではないかと思います、あとこの年から正式に秘密戦隊ゴレンジャーとジャッカー電撃隊が戦隊シリーズに加わったことも特徴ですね。オーレンジャーは軍事系戦隊ということでスタート当初はかなりシリアスな感じで始まりました、しかしこの年オウム真理教事件の影響で徐々にコメディタッチな話に方針転換せざるを得なくなります。しかし考えてみれば一番最初の戦隊のゴレンジャーも最初はシリアスな感じで始まって途中からコメディタッチな話が増えていったのでこれはこれである意味原点回帰と言えますね
あとオーレンジャーは出演者が結構豪華なところも特徴ですね、前半のボスだったバッカスフンドの声を演じた大平透さんは戦隊シリーズを始め数々の特撮作品でナレーションを務めたことでも有名ですしアチャの声を演じた肝付兼太さんは先代のスネ夫が有名ですがブルドントとカイザーブルドントの声を演じた関智一さんは現在スネ夫の声を演じていますので奇しくも新旧スネ夫が揃ったことになります。そしてなんと言っても指揮官の三浦参謀長を演じるのがあのミスターヒーローこと宮内洋さんなのです!宮内さんは戦隊シリーズでは新命明と番場壮吉を演じたことでも有名ですが指揮官役としてはウインスペクターとソルブレインの正木本部長以来となります。宮内さん演じる三浦参謀長が画面に映るとグッと締まりますし台詞の一つ一つに説得力があります、さらに生身でもかなり強いというのも宮内さんらしいです。それと丸尾桃を演じたさとう珠緒さんはオーレンジャーの後バラエティ番組で大ブレイクしましたし三田裕司を演じた合田雅司さんはあの国民的時代劇「水戸黄門」の格さん役で一躍お茶の間の人気者になりました
こうして色々な意味で王道を貫いたオーレンジャーですが終盤敵が地球征服に成功するという戦隊シリーズ始まって以来初の最悪の展開になりつつも最後は地球を取り戻して終わるという感じで最後も王道な感じで綺麗に終わりました。オーレンジャーが王道路線を貫いたからこそ次作のカーレンジャーでは良い意味で色々ふざけられたのではないかと思います。以上で超力戦隊オーレンジャーの総括を終わります。