
土曜日の鳥栖戦。
相手のゴールマウスに立つ、権田修一ばかり眺めていました。
やっぱり試合の後、東京のゴール裏にきて涙を流して、というかもう泣き崩れて、ぐちゃぐちゃになって
両手両膝を地に着いて泣き伏す姿を見て…胸が張り裂けそうでした。
オーバートレーニング症候群に陥り、そこから東京でのプレーもままならず、海外に行きホルンで
試合に出させてもらいながら、再起をかけて新天地を求めた今オフ。なかなか行く先が決まらない中、
パスを持つFC東京への契約解除の申し入れと受諾。それでも届かなかったオファー。
最終的に権田から売り込んでの鳥栖入りだったのかどうか、それは定かではありません。
しかしこの一連の行動を見て、権田自身「もし僕がFC東京をサポートする立場だったら、「ふざけるな」と
思う」と。自分を育ててくれた、並みならぬ愛情を持つFC東京、クラブ・ファンサポーターを裏切ったという
後悔に身を焼かれ、鳥栖に入ってからもこの日を意識して、スタジアムにやってきたというわけです。
望んでゴール裏に向かったものの、いざそこに立ったら理性を保てなかったと。
泣き崩れるしかなかったんでしょう。
どうしてこうなったのか。
権田があそこまで泣き崩れるのを見たとき、彼の運命の過酷さを思って胸が詰まりました。本当に何が
どうなったかなんて、ただのファン・サポーターである僕たちには分かりません。でも権田がああして
サポーターに対して示したあの姿というのは、彼の中にある「FC東京愛」を感じさせるに十分でした。
病気にならず、あの頃のように一緒に闘う事ができたらどんなに素晴らしかったか。ブラダ、秋元は不要
だったでしょうし、権田は林に代わって代表にいたかもしれません。東京は優勝していたかもしれません。
これ、「たらレバ」です。サッカーにつきものではありますけども。
ここからは私見なのですが…。権田は、FC東京でプレーしたいんでしょうね。それができたらどんなに
いいか。…それでも、戻れないんだと。自らにある原因をまた一人で抱え込んで、これが自分が選んだ道、
自分の運命・人生だからと、言い訳しないで一人で背負っていくんでしょう。実に権田らしいです。
でも、サポーターとして、あんな権田は見たくない。選手が泣きじゃくってゴール裏に来るなんて。
そんなことあっちゃいけないです。FC東京の歴史に刻まれた1シーンです。ああいうことは二度と起きて
欲しくないんです。まして権田のような、東京愛が深い、深い、東京の子に…。
権田に言いたいのは、もっとサポーターとか何でも頼ってよということです。サッカーはひとりでするもの
ではないので。サッカー選手もファンがいて、周りの皆がいて、やっているんじゃない?と。杓子定規に
許すとか許さないとか、そういうことばかりじゃなくていい。泣くことはない。そんなだったら、好きな方に
行きなよと。俺たちはいつでも待ってるから、いつでも頼ってねと言いたいです。
権田ならば十分分かってますよね。東京サポーターならいつだって、
You'll Never Walk Alone だよ。
権ちゃん、You'll never walk alone.