
武藤嘉紀と、FC東京との冒険がひとつの区切りを迎えようとしています。
ドイツ1部マインツへの移籍が発表され、FC東京でのゲームは明日で最後というわけです。
思えば昨年トップに入団し、開幕戦の柏で出場したのが3月。それからわずか1年4ヵ月です。
たったそれだけの期間で、武藤は日本代表選出、海外移籍まで達成してしまいました。驚きます。
FC東京にとってはまるで本当のおとぎ話のよう。サポーターも、武藤といっしょに夢を見て、この
時間を共に戦ってきました。その冒険も、明日でいったん終わります。
武藤のチャントは今年の開幕戦で歌われて、プロレスの武藤敬司の入場曲『Hold Out』に歌詞をつけ、
「俺らといっしょに世界を駆け抜けろ」と歌います。この歌が出来たときにはしかし、武藤とFC東京が、
実際に「いっしょに世界を駆け抜ける」時はこないだろうという想いがありました。それほど、武藤の
成長速度が速かったからです。案の定、武藤はさっさと世界へ飛び出していこうとしています。
俺ら(東京サポーター)と、FC東京を置いて。追いつけなかった僕らの負けです(笑)。
本当に寂しいです。
武藤と東京の夢のような冒険が、明日幕を閉じるからです。それでも、サッカーも人生も、Jリーグも
FC東京も、続いていくわけですが。
武藤には、「ありがとう」の言葉しかないです。僕たちはサッカーを通じて、広い世界のどこかでまた
会えますから、お別れということはないのですが、同じ夢に向かってFC東京で戦うことは、しばらくは
ないです。キャリアの最後は東京で、という言葉を武藤は残してくれていますが、それでも時間は
還らないので。改めて、これからはよっちと戦えないんだということを考えると、寂しいです。
次にいっしょに戦うときは、ロシアで。日本のために。そのときはまた、いっしょに世界を駆けよう!!
ありがとう、よっち!!
※写真:私的ハイライト。武藤が代表初選出となった翌日、小平で日の丸にサインをもらっていたのを
スポーツ誌に撮られて翌日掲載されたもの。東京として、よっちに恥をかかせることがなくてよかった!