イメージ 1
.
イメージ 2
.
イメージ 3
仙台は4連敗中、対する東京は3連勝。試合前、両チームの勢いの差は歴然たるものがありました。
J1昇格以来いまだ勝利がないユアテックスタジアム仙台での試合ではありましたが、どうやっても
負けるイメージがなかったです。ウノ・ゼロという感じもしません。複数得点での快勝が望めるところ、
それだけに、次節鹿島、さらに翌週の浦和戦に向けて「勝ち方」までこだわりたい一戦となりました。
武藤のゴールで持ち味を存分に伸ばすか、前田の初ゴールで更なる武器を増やすのか、注目でした。
 
---
【PKストップのあと、セットプレーで先制!運も味方し押し込む東京】
前節、久々に失点を喫してしまった東京守備陣にとっては、もう一度「無失点」がテーマになったのでは
ないでしょうか。しかし、前半相手クロスをファーでがヒールキックで触りクリアしそこなったボールを、
相手選手に強烈なダイレクトボレーで返されバー直撃!危ないシーンからのスタートとなりました。
そこから前半は互角の展開。東京守備陣も森重・吉本の両センターと米本・梶山のダブルボランチで
落ち着いて守備に回ります。しかし、相手ロングボールを受けたウィルソンを後ろから抱え込んだ
プレーがファウルを取られてしまい、相手にPKを献上してしまいました。
 
それまでも判定にイライラしていた東京の選手たちの中で、GKも集中を切らしていませんでした。
PKキッカーはウィルソン。ボールをセットするまでに長い時間がかかっていましたが、こうなれば実は
権田のペースです。放たれたシュートはコースも甘かったのですが、権田がズバリコースを読んで
ストップ!!東京が盛り返す流れになりました。神戸戦と今回で、権田は今季2度目のPKストップ。
両方ともキッカーは外国人(ペドロ・ジュニオール、ウィルソン)でしたが、このシチュエーションでは
頼りになります。今季は安定感が違う権田なのでした。
 
多少押し込んでいた仙台がPKを止められたことで、スタジアムの空気は微妙に変化し、東京にチャンス
が訪れます。前半33分、相手陣内でのフリーキックはゴールに向かって左側から。左足でまいた
ボールはゴールから離れるようにファーサイドへ。そこへ猛然と走りこんだのが!!鮮やかに右足で
ゴールに突き刺しました!東京先制です!この形が、実は前節川崎に散々やられた形だったのです。
左サイドからのボールに対しファーサイドで選手が常に余っていて、大久保にもそこでやられました。
それが2度3度と続いて、「東京の選手たちはどこを見てるんだ!?学習しないのか!?」などと
野次られるほどでしたが、敵の戦術をコピーして自分たちで活かすという、クレバーさが嬉しかったです。
この展開で1-0で前半を終え、実質2-0の価値がある充実したゲームができていました。
 
---
【後半東京にPK、早々にセーフティリードを保つも、ユアスタの魔物が目を覚ます】
後半、立ち上がり今度は東京にPKが与えられました。ペナルティエリア内でが倒されてのもの。
後ろからのホールディングには敏感な主審でしたね…。ともあれ超ラッキーな展開、これを
あ・ぶ・な・いコースにきちっと決めて2-0。出鼻をくじかれた格好の仙台、武藤が決めてノリノリの
東京、両チームの勢いが如実に表れ一瞬東京が押せ押せの展開になります。武藤がドリブルで
仕掛けてあわやの場面を連発。サイドに流れたボールを太田が折り返すと、これまた武藤が
左足でダイレクトボレー!相手選手は目の前にいましたが、股下をすり抜けシュートを手に当てた
相手GKの体をすりぬけ、ボールがネットに転がり込みました。まさに怒涛の追加点。3-0にします。
 
この時点で後半始まってまだ10分近く。残りの30分強を、セーフティリードを保ったまま、いかに
過ごすかというのがまさにこの試合のテーマに直結することとなりました。鹿島、浦和を想定して
の試合運びです。無失点はマスト、その上で武藤に取らせるのか、前田に取らせるのか、新しい
フォーメーションや選手を試すのか、注目されました。仙台はなんとか状況を打開しようと、前線の
選手を入れ替えてきます。東京は69分に羽生アウト、インで早々に「クローズ」のサイン。
その後もやや膠着した状態が続いたのですが、ここでマッシモがフォーメーションを変更。
投入して3バックにしてきました。ところがこの交代で眠っていたユアスタの魔物が目を覚まします。
 
3バック+2枚のサイドバックと、守備ラインに人が多くなったことでかえって混乱、バタバタと失点を
重ねてしまいます。右からのクロスを中央へ折り返され、ぽっかり空いていた下がり目のバイタル
エリアにいた仙台・石川が鮮やかなボレーシュートをネットに突き刺します。3-1。この時点では
仙台のサポーターも東京のサポーターも「まあまあ」という感じで落ち着いていたのですが時間帯が
とにかくイヤでした。イヤな予感そのままに、仙台に追加点。ロングボールに走りこむ仙台の選手、
ナナメ方向で東京DFも追いきれず、気付いた権田が飛び出したところ、相手と競った形で弾いた
ボールがゴール中央へ。たまたまそこにいた仙台FWハモン・ロペスがダイレクトシュートでネットに
突き刺し、あっという間に1点差。ユアスタはどよめき仙台サポーターが「仙台・Let's GO」の大音声。
騒然とした中、なんとか試合をこのまま終えて勝ちきったものの、課題を残す最後となりました。
 
--- 
【緊張感を保って鹿島戦へ。もう一度「無失点」をテーマに、勢いに乗って勝ちたい】
不要な2失点という見方は出来ますが、セーフティリードを使ってのケーススタディが出来たと前向きに
捉えることもできるかもしれません。監督もその点はコメントしていますし、選手たちに「危なかった」と
緊張感が残った方が、この後対戦する鹿島、浦和との試合に向けてはいい材料になるかもしれません。
 
あれほど勝てなかったユアスタで、試合前の予定通り勝ち点3をもって帰ることが出来る勝利を収めた
ということは、評価できると思います。まさにこのチームが安定してきている証左だと思います。点の
取り方、試合運びも良く、守備のミスは守備陣が取り返す、攻撃陣はそれに応えるといった善循環は
継続されるでしょう。武藤の2ゴールもいい効果を生んでくれると思います。先発した前田に一点を
取らせたかったですが、PKを譲っても喜ばなかったでしょうし、惜しいところです。クロスが深い位置から
でるようになってきていて(サイドバックがより深い位置に侵入するようになった。自信のあらわれ?)、
初ゴールも時間の問題とも思われます。是非武藤と並ぶ、エースとして期待される前田のきっかけに
期待したいです。
 
鹿島戦に向けては、もう一度無失点で試合を終えることがテーマになってくると思います。浦和戦
前にして、負けは痛すぎます。勝ち点が3開いてしまうと、直接対決で「勝っても並ぶだけ、得失点差で
下回る」状況では、落ち着いて集中した試合運びが出来るか疑問です。1試合消化が多いとは言え
勝ち点差は最低でも2点差を保ったまま、浦和戦に臨みたいと思うからです。もっとも、無失点で
切り抜けることが出来れば、今の東京だったらゴールは奪えると思いますから、勝利は近づくでしょう。
ウノ・ゼロか、武藤が切り裂いての2-0。川崎戦と同じような展開です。勝利に期待したいと思います。
 
---
2015年5月6(水・祝)19時00分キックオフ @ユアテックスタジアム仙台
 3 - 2  得点:重、
 
スタメン:権田、徳永・森重・吉本・太田、梶山・羽生・米本・東、前田・武藤
交代は羽生→高橋秀人、武藤→林、前田→丸山。
勢い衰えず、集中して無失点で、鹿島に勝つ!!