7.米本拓司
 
チーム愛ではキャプテンに値するものがあります。昨シーズン始動日の挨拶は、ヨネでした。
ゴン中山が「炎のゴールハンター」ならば「炎のボールハンター」とでも名付けましょうか。
チームメイトからも「犬」と呼ばれるほど、すなわち猟犬よろしくボールを見つけたら一目散に「狩り」
行く、相変わらずのハンターぶりに磨きがかかる米本です。すでに東京の中盤では欠かせない、
浅利から引き継いだ背番号7が似合ういい選手になりました。米本も、徳永同様「そこにいて当たり前」
な選手です。絶対移籍とかしないんだろうな…と思っていますが、大事にしなくてはいけませんね。
 
さてその米本、ブラジルワールドカップの後、新任のアギーレが最初に呼ぶ選手たちの中に、当然
入って然るべき、というファン、専門家たちの高い評価を得ていました。しかしながら、今のところ
アギーレからの招集はありません。「なぜ?」「何が足りないの!?」と思いますよね。もっとも、
代表の中盤は激戦区。ボランチは遠藤・長谷部が健在ですから、難しいということはあります。
 
その点について、米本は昨シーズン開幕前から明確に自身の課題を口にしていました。相手からボール
を奪うことはできている、問題はその後だ、と言うのです。すなわち攻撃に関するプレーだと言うのです。
こうした発言が元にもなったのでしょうか、ファンの目はより厳しくなりました。もはや「奪う」ことは当たり前、
問題はその次だ、という具合です。
 
個人的にはしかし、米本は攻撃面でもやればできる選手だと思います。一昨年、渡邉千真がゴールを
決めまくっていたとき、中盤からアシストとなる浮き球を送っていたのは米本でした。
ミドルシュートも打てるはずです。そして攻撃以上に、守備と運動量で中盤を支えている貢献度は
今のチームには欠かせません。終盤、他チームには米本がボールを取りに来る前に散らすという
戦術を研究されて、徹底的にやってこられたと言います。それほど、東京のキーマンなのです。
 
今季も攻撃を課題として、頑張るのでしょう。しかしまずは、今できることを全力でやりきっている、
今の米本を続けてほしいと思います。東京サポーターは、米本が大怪我から復帰したときのを、
今も忘れていませんよ。何十試合出場とか、そういうことだけでも、嬉しいですよ。