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残留争いの渦中にある相手の、必死にゴール前に築かれた堅陣を崩せず、0-1の惜敗…。一週間前と
同じような状況で、東京が敗戦を喫しました。審判のジャッジの不安定さはあれど、同じような形でゴールを
奪えずに敗れたことが、なんとも寂しい限りでした。
負け方が同じで、課題が浮き彫りになりました。東京が上にいくためには、ここをクリアしないといけない
ようです。もっとも、この試合で言えば前線のエドゥーを前節のレッドカードによる出場停止で欠いて
いました。平山も負傷離脱中、つまりワントップで起点となるポストプレイヤータイプのセンターフォワードが
いなかったということがあります。代役としてピッチに送り込まれたのが渡邉千真でしたが、もともと
プレースタイルが違う上に、ワールドクラスと言えるエドゥーと同等のボールキープは望めません。
サイドからのクロスも、なかなか結実しないのでした。
またトップとサイドバックで相手DFラインをこじ開けてからの2列目以降の攻め上がりも、中央を封鎖されて
持ち味を十分に発揮できませんでした。武藤は体の強さを見せましたが、大宮も必死のディフェンスで、
東京をノーゴールに抑えて見せたのだからやはり「残留力」とも言うべき執念を感じさせる出来でした。
この攻撃面でのノッキングが、無得点につながっているように思います。
守備は、吉本を押しのけてミケーレ・カニーニがついにリーグ初先発。森重とのセンターバックコンビを
組みましたが、大宮にはズラタンとムルジャという、東欧の代表クラスの選手がいるのですがこれを
よく抑えてくれました。天皇杯ではあれでしたが、この試合に関していえば今後にも期待を持たせる
内容だったと思います。守備面ではアンカー秀人、米本に武藤のサイドケアと盤石だったのですが、
奪ってからの展開はやはり難ありといった感じです。特にアンカーの秀人。ここのところ、ヨーロッパ
ナンバーワンクラブであるバイエルン・ミュンヘンで目覚ましい活躍をあげているシャビ・アロンソの、
ボランチとしての総合的に世界最高と言えるプレーを目の当たりにしているだけに、東京のボランチの
物足りなさがよけいに目立ってしまうかのようでした。シャビ・アロンソのようなロングパスが欲しいです。
なかなかいい攻撃の形が見出せなかった東京ですが、途中出場のU-21中島翔哉のドリブルは、流れを
少しだけ変えてくれてように思います。今後、少しずつ長い時間、観てみたいです。これに加えて先発の
タマこと三田啓貴、さらに大宮相手に出したかったけれども展開上厳しくなって出られなかったであろう、
東慶悟もベンチ入りして、選手層はまた厚くなった我が東京、適度に選手を入れ替えてテコ入れを図る
ことができるのはこの一年の蓄積があればこそ。なんとか現状を打破していってほしいです。
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2014年10月18日(土)17時キックオフ @NACK5スタジアム大宮
東京 0 - 1 大宮 得点:なし
スタメン:権田、徳永・カニーニ・森重・太田、高橋秀人・米本・三田、河野・エドゥー・武藤。
交代は後半に一枚のみ。三田→中島翔哉。
交代は後半に一枚のみ。三田→中島翔哉。
NACK5で1999年以来の敗戦!?時期が悪かった…かな!?