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ワールドカップによるリーグ中断期間前、最後の一戦。さらに、4試合連続ノーゴール継続中。
代表に招集されブラジルへ旅立つ権田と森重を気持ちよく送り出したい…の気持ちの前に、選手、
サポーターとも、まずは「ゴールを奪いたい!」「勝ちたい!!」という気持ちだったと思います。
そんなゲームは、信じられないくらい理想的な展開で幕を開けました。
【電光石火の秒殺ゴールでゴール解禁!さらに追加点、3分で2-0】
勝負は3分で決まりました。「まずはゴールを」。その思いがピッチの上で具現化しました。開始30秒、
トップに並べたエドゥー、河野、武藤の連携、右サイドから川のが折り返したボールを、中央エドゥーが
右足で蹴りこみ先制です!あれほど奪えなかったゴールを、30秒で奪ってみせたのでした。
まさに気持ちが呼び込んだプレーです。ピッチの選手たちが、これ以上ない形で表現してくれました。
「ゴールなんてこんなもんだ」と笑えて最高の滑り出しとなりましたが、これで終わりません。
なんと追加点はその2分後。河野とのパス交換から左サイドにドリブルで切り込んだ武藤が、GKを
よく見て(たのか?)ニアサイドを抜いて綺麗なゴール。武藤らしいドリブル&シュート、ゴール裏から
見るととてもコースがあるように見えませんでしたが、ニアを抜いて鮮やかに決めてくれました。
前半3分で、早くも2点をリードしてしまいました。試合の流れはほぼ決まりです。
【今野を狙ってブーイング、きっちり完封90分。ダメ押しエドゥーの決定力。】
ガンバもさるもので、前線の選手は裏に抜けようとするとパスが出てきましたし、宇佐美も自信に満ちた
ドリブルで抵抗してきましたが、東京の守備も森重と吉本、権田と磐石で、集中力を切らせることなく
90分間を完封するにいたりました。ガンバのペースをくじいたきっかけになったと個人的に思うのは
今野へのブーイングです。ボールが今野に回るたびに、東京ゴール裏から強烈な指笛&ブーイング。
前半になんとなく始まったのが定着してしまった感じでしたが、これが今野のミスを呼び、ガンバの
ペースを狂わせるのに効果を発揮したと思います。東京ファンがガンバへの移籍を恨んでいる、という
ことでもないのです。東京時代から、ゴール裏のイジリに寛容でなかった今野への、愛あるイジリな
わけです。傍から見ると、「ちゃんと昇格させてから移籍して、今野もプロなのに東京サポーターって
しつけーな!」と思う向きもあるかと思いますが、これこそ東京と今野との、お遊びだと思っています。
試合は2-0で進み、次の一点がどちらに入るかで流れが変わる可能性もありましたが、3点目を
奪ったのは東京でした。決めたのはまたもや、エドゥーです。中盤で奪ったボールがエドゥーに
渡ると、バイタルエリアのど真ん中、ガンバDFの詰めも到らず、シュートへと意識を切り替え、体勢を
整えるには十分すぎるほどのスペース=時間が。左足でアウト回転気味に狙い済ましたシュートが、
ゴールネットをすべるように決まって、決定的な3点目を奪いました。エドゥーのストライカーとしての
本性が目覚めたような一本でした。決めればなお良くなるのがストライカーでしょう。
【ついに、エドゥーが本領発揮!スタメン落ちの鬱憤も晴らす大活躍!】
試合自体は開始3分の2ゴール、これが決定的な勝負の分かれ目となったことが明白ですが、特筆
すべきは東京の攻撃の中で、エドゥーが期待通りの活躍を見せてくれたことでしょう。ポストとして
前線でボールを収めるのは開幕戦から健在。この試合ではゴールという結果が何より大きいです。
やはりここ数試合、コンディション調整という名目ながらもスタメン落ちしてチームが苦境にあったと
いうことが、かつてヨーロッパのクラブでスタメンを張っていたエドゥーのプライドに火をつけたのでは
ないでしょうか。いつも以上に貪欲に見えましたし、得点パターンを見てもストライカーらしく、時間帯も
バランスよくていよいよ本領発揮の雰囲気が出てきました。…というのは、すでにこの試合の4日後の
ナビスコカップの試合で証明されましたよね(笑)。
もとより、今季の攻撃陣の中核に座るべき選手。東京の「不動のセンターフォワード」と言い切っていい
はずですから、これでようやく、今季のあるべきサッカーが見られるようになったということでしょう。
ガンバを一蹴して、森重・権田はブラジルへ。いよいよ、ワールドカップモードに突入です。
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2014年5月18日(土)18時00分キックオフ @味の素スタジアム
東京 3 - 0 ガンバ 得点:エドゥー(2)、武藤
スタメン:権田、徳永・吉本・森重・太田、高橋秀人・米本・三田、河野・エドゥー・武藤。
交代は三田→東慶悟、河野→羽生、エドゥー→平山。
交代は三田→東慶悟、河野→羽生、エドゥー→平山。
エドゥー、覚醒す。