FC、ゴールデン・ウィークの連戦は3試合をいずれも0-1での敗戦。
誰かが言った、まさに「ゴール出ん・ウィーク」と…2014シーズンの記憶はこのキーワードと共にファンの
記憶に残るでしょう(笑)。しかし、なんとな~く負けて「ヤバい!」という、例年の感じとは趣が違います。
 
3試合ともレポートを書きたいと思いますが、一週間経ってレポートが書けるほど、試合中のストーリーと
結果までのプロセス、終わった後の反省がありありと思い浮かびます。
短期間で集中して観たからでしょうか。もちろんそれもあると思いますが、そうやって一連の連戦を「流れ」
として捉えることができるシーズンは、東京ではそんなに当たり前なことではありません。むしろJリーグ
全体を見ても、なぜ負けたのか、あるいは勝ったのかを、明確に捉えて、数試合を通して語れるチーム
というのは稀な気がします。実力が拮抗している中でなんとなく勝ったり負けたりしていて、継続性のある
チームが前年との比較において、語るに値する「内容」を伴っているというのが実態なのだと思います。
 
監督が変わって開幕2ヵ月の東京は、この「内容」充実していると感じます。セレッソとマリノスに連勝。
きちんと訓練されていると感じさせる守備は、ベースが構築され安定しましたが、徐々に得点が少なくなって
きていました。前線だけでゴールを奪えなくなったときの、中盤以下の選手たちも連動するシステマチックな
攻撃の形がどうなるのか。ひとえにそれが課題でした。マッシモは好調な選手を起用する「日替わり布陣」を
相変わらず続けています。平山が攻撃を牽引するものの、武藤、渡辺千真、三田らに勢いがありません。
なかなかゴールのにおいがしてこず、1点差負けを繰り返している状況です。
 
失点しなくても、得点がなければ勝てないです。負けないサッカーは「残留」には有効ですが、東京が
目指すのは「優勝」、そのための駒もそろっているクラブです。母国イタリアで「残留請負人」と呼ばれた
マッシモもに、チームが「勝つ」ためにもう一段、力を発揮してもらう必要があります。
 
…と、ここまでマッシモに対する批判っぽくなってしまっていますが、こうしてチームの狙いと達成度、
次の課題が明確に見えて、ピッチの選手たちをきちっと評価できるのは、観戦者として楽しいです。
ウジウジした試合展開で「早く大人になってくれないかなあ」などと、プレーとは関係のないポイントを
採りあげてため息をついてしまうような、いつものシーズンとはまったく違います。楽しいです。
「まず守備、そこはよくなった。じゃあ、次は攻撃は?」といったところでしょうか。監督はどう料理するので
しょうか。進化は突然起こります。今シーズンは、次の試合が楽しみでたまりません。