本田圭佑のACミランへの入団会見が開かれ、いよいよ本当に入団したんだという実感がわいてきます。
イタリアで「ホンダ」は活躍できるのか?この点こそ注目です。
 
CSKAモスクワでは、本田は王様でした。代表でもそうですね。トップもできるしパスも出せる。当たり負けない。
中田英寿を思い出します。ヨーロッパでもっとも成功した日本人プレイヤーと言えると思います。
中田はしかし、孤高のプレーヤーでした。代表でも際立ちすぎて、周囲からは遠ざけられてしまったと聞きます。
ドイツワールドカップが終わると、すぐに引退してしまいました。ブログを使ったファンとのやり取りや、
 
その後の旅人としての行動なども、独特。ともすれば近寄りがたいような、独自の世界を築いていました。
それを許す、イタリアサッカー界の光と闇。イタリア語も堪能だった中田は、その世界にどっぷり浸かりながら、
自分を貫くには、研ぎ澄まされた日本刀である必要があったんだと思います。
 
さて、本田です。本田は中田とは違って、代表のチームメイトにも歩み寄ります。語りかけます。厳しいことも
言いますが、すぐに王様になったわけではなかったので、親しみを持たれている点も中田より優位です。
周りにはインテルの長友、マンチェスター・ユナイテッドの香川、他にもドイツで活躍する選手たちがたくさん
います。先駆者だった中田とは周囲の環境面が大きく異なると言えます。
 
とはいえ20代前半でイタリアに渡り、その後約10年間トップフォームで活躍した中田に比べ、本田のデビューは
27歳と遅くなりました。会見で述べた言葉はしかし、回り道も必然だったと。2年前に来ていたら今の自信が
もてているか分からない。だから今でよかった、と安定したもの。さすが本田、と思わされました。
今年のブラジルワールドカップのためにもミランでの活躍は気になりますが、それより本田が中田を超えるか、
ビッグイヤーを掲げてそれを証明することが出来るかどうか。その時になんと言うのか。ワールドカップをどう
終えて、なんと言うのか。選手生活をどう終えて、そのときにまたなんと言うのか。それが楽しみです。