
すでに今季限りでの現役引退を表明している、FC東京のルーカス。先日のリーグ最終戦、ホームゲームで
ファンへの挨拶は済ませましたが、チームはまだ天皇杯で勝ち残っており、本当のお別れはまだだという
気持ちで、サポーターたちは泣くのをこらえたのではないでしょうか。僕はそうでした。
ルカ ルカ ルカ ルカ ルカ ルカ ル~カスゴ~~ル♪
というチャントを歌っているだけで、涙で声がかすれてしまいそうでした。カーマに首ったけ?このチャントは
秀逸です。おしゃれ感がフランスのレンヌから来たルーカスにはピッタリハマっているようにも聞こえました。
歌いながら、そうだ、まだルーカスとはお別れじゃない、そんな気持ちで誰もがいたはずだったのですが…。
事件は土曜日に小平グラウンドで起こったのです。練習試合で突然、ルーカスの足は悲鳴をあげたそうです。
大きな音がして、その場に倒れ込み、呼びかけにも応じられないルーカス。急きょ呼ばれた救急車で運ばれ…
今日発表になった診断結果は、右足のすねの骨折でした。誰と交錯することもなく、足を踏み込んだ瞬間、
大きな音がしたんだそうです。
かくしてルーカスとの別れは突然、当初の予定とはまったく異なり、サポーターと互いに顔を合わせない形で
訪れてしまいました。こんなことがあっていいのか、と信じられない気持ちでいます。ルーカスは今のチームの
核ですし、何より東京にとってここ数年最大の功労者です。そんな選手の最後が、こんな形で訪れるとは。
信じられません。サポーターとルーカスを泣かせないための、神様のいたずら?だとしたら間違っています。
チームは大きなアクシデントを抱えながら、週末に仙台で天皇杯を戦うことになりました。ルーカスのことは
もちろん残念ですが、サポーターもチームもクラブも、ひとつとなっていると思います。仙台に勝つという、
明確な目標があり、それはこのクラブに関わる全ての人たちにしっかりと共有され、人々をつなぐ糸になって
います。ルーカスが少し休むことになったところで、代わりの選手と代わりのサポーターたちが、戦うだけです。
チームに関わる全ての人が、本気で天皇杯を獲りにいっています。
元旦に、ルーカスと、国立で泣くはずだったんです。その目標に変わりはなく、当然達成されるはずです。