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額縁に入れたくなるようなゲームでした。
全てのゴールが美しく、気持ちがぎゅっと詰まった試合をしました。心技体、三位一体を体現したのは特に、
ハート(心)です。コラソン(魂)、と言った方がいいかも知れません。全ての選手が戦った、大宮の夜です。
 
【粘り強く守り、攻める。全選手が躍動し、大宮をシャットアウト】
日本代表に森重、権田、高橋秀人をもっていかれ、センターラインはスクランブル状態。さらに先週のリーグで
足を痛めていた米本もアウトとなると、いつものメンバーが使えない中での総力戦というのは、ファンの中で
共通認識でした。J2で戦った2011シーズン終盤のアウェー湘南戦をほうふつさせます。あの試合、ボランチに
下田光平、センターバックにはジェイド・ノース(豪州代表)が入って戦い、セザーのゴラッソで勝利したのです。
昇格、優勝へ大きく近づき、チームを一丸とした大きな一勝が、天皇杯優勝につながったのかもしれません。
 
そんなわけで、千葉戦同様センターバックをのコンビが組みました。この二人が良かったです。
加賀・丸山ともカバーリングが得意。空中戦でも「要注意」だったノヴァコビッチに負けませんでした。丸山は
前へのフィード、攻め上がりも的確。左足のキックはやはり独特なのでしょうか。リズムを生んでいました。
加賀は一本危ないシーンがありました。ノヴァコビッチを身体の正面に受けて体重を預けられ、後ろに倒れつつ
すらすような形になったヘディングクリアが、危なくオウンゴールとなりそうでした。塩田がはじきだしましたが。
 
ボランチは懸念されたが気迫の出場。かける思いを感じました。昔の選手は骨折しても出場したと言い
ますが、ヨネも負けていません。よほどのことがなければ出場するのでしょう。もっともリーグ戦の1試合
ではなく、一発勝負のカップ戦。チーム状況的にもヨネは欠かせなかったということがあるのでしょう。
後半千真のゴールをアシストしますが、その前に相手のボールをスライディングで奪ってすぐ前に運んで
生んだゴール。鬼気迫る全力プレーは中盤で大宮を圧倒したに違いありません。ボランチコンビを組んだ
のが。前半途中で一瞬集中を欠くようなそぶりも見せましたが、冷静なプレーはボランチとしては
今季一番良かったと思います。
 
その前にルーカスと、三田です。は前の週、小平ではボランチで試されていたこともあり、ヨネの代役との
見方が多かったのですが、ヨネが出場して2列目となりました。その三田は、前半から後先を考えないような
プレーで右サイドに活気をもたらしました。相手を会えて背負って、引きずりながらのドリブル。奪われても
すぐに追いかけて、スライディングで振り切られるまで…一連の流れの中で全く手を抜かず、休みません。
この三田が、前半終了間際、最後のワンプレーで大宮のスキを突いてスーパーミドルを決めるのです。
もうこれ、感動・鳥肌モノです。に到ってはいつも以上に中盤で踊る踊る。大宮の中盤、
ゆるいんじゃないの!?と思うような軽快なプレーでした。もゴールが欲しいのでしょう、果敢なドリブル
に守備まで…まるでルーカスをほうふつさせる(笑)出来でした。まあ、あとはフィニッシュだけですね…。
 
トップはポポ・トーキョーの不動のストライカー、です。どんなに点が獲れない試合が続いても、
「俺がエースだ!」と強い気持ちがゴールを呼ぶんだと思います。この日は前半、惜しいシュートがあって
気持ちも乗ったようでした。後半の2点目は技術とメンタルが融合した、最高のシュートでした。米本の
スルーパスを走りながらオフサイドラインを抜け、右足でトラップしながらスピードを落とさず空中で見極め、
打ち換えた左足で巻き込みながらサイドネットに滑り込ませる…キーパー届かず!!みたいな。凄かったです。
ストライカーの真髄を見た気がしました。ルーカス以外であんなボールタッチができるとは…驚きました。
 
忘れちゃいけないサイドバックの二人も活躍しました。左のは言わずと知れた3点目。フリーキックを
当然のように直接決めて見せました。もう、決まりそうな雰囲気が漂っています。そんなキッカーは、
宮沢以来ですね。は自分が観ていた一番近いサイドだったので、前半は特に守備を続けて欲しくて、
声をかけ続けました。それに応えてくれるかのように、一瞬休んでもすぐにまた動きだし、持ち前のハードな
ディフェンスで相手のチャンスを潰す様子は、さすがの貫録でした。はもう、気持ちでもプレーでも
完全にチームのリーダー。大宮のハイボールも、きちっと対応して危なげなく、さすがの安定感でした。
 
【パーフェクトゲームに花を添えた、平松の復帰】
後半、全力で消耗していた三田に代えて、。ナオも先週のセレッソ戦で意欲を見せていたとおりそのまま、
高い攻撃意識でチームのテンションをもう一度上げました。終始大宮を圧倒して気付けば3-0、勝利が確定
した中で、嬉しいサプライズがありました。ポポビッチ監督の最後の交代カードは、あの選手へのはな向けに
使われたのです。背番号15、3年間リハビリに明け暮れ絶望的な状態から生還した、です。
 
アキレス腱断裂を繰り返し、3年間出場はなかったのです。プロとして、一番いい時期をリハビリで過ごす…。
プロサッカー選手として、東京の選手としてどれほどのプレッシャーがかかったことでしょう。J2優勝したときに
エア乾杯で味スタを盛り上げて見せた宴会部長が、満を持してピッチに飛び出していきました。試合どころじゃ
なかったです…と思いきや、終盤はトップの渡邉が交代してゼロトップ?ナオ・東の変則2トップ?となった
東京に、大宮も戸惑いグズグズ。東京のパスはつながり、あと何点でもいけそうな状態だったので、プレーで
平松に負担がかかることは少なかったのですが(笑)。平松は試合後、サポーターの前に来るのですが、
来る前に、もうボロボロ泣いていて。感動的でした。
 
僕は東京のシャー!!は、アマラオだけがやっていたことを知っていますし、最近のシャーはそれこそ
押しつけがましく、選手もノリが軽くなってしまっているので賛成しないのですが、この日の平松のシャー!!は
素晴らしかったです。スタンドが同調して発したシャー!!の歓声は、今までとは全然違って大きかったです。
それに合わせて、サポーターはメインスタンドまで、シャー!!シャー!!と跳びあがっていました。スタンドが
揺れているようで、熱かったです!!魂のシャー!!は、ここ数年で一番熱かったと思います。良かったです。
 
こんな試合がありますでしょうか。ピッチに出た選手たちは、誰かの代役だった選手も一歩も引かずに見事な
プレー。3-0のゴール3点とも、全てがスーパーゴール。3年ぶりに復帰した選手が見せた涙と、サポーター
の熱い勝ち名乗り。こんな夜がありますでしょうか。この勝利は幸運を運ぶと思います。東京はここにきて、
こんなに内容が良い試合をするようになりました。充実一途、心は一つ。元旦国立、夢を現実にしましょう!!
 
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2013年11月16日(土)19時キックオフ @NACK5スタジアム
 3-0 大宮 得点:田、真、
スタメン:塩田、徳永・丸山・加賀・太田、米本・アーリア・東・ルーカス・三田、渡邉千真。
交代は三田→石川、ルーカス→ネマニャ・ヴチチェビッチ、渡邉千真→平松。
 
美しいゴール、美しい涙、美しい東京勝利の夜でした。完璧。
あ、だけ流しちゃった…ネマは相変わらず。気持ちはあって前に出るのですが、ゴールなし。
後半流れを代えるネマ・ゴール、見たいぞ!!ここ一番に、取っといてください!
なんでこうなっちゃうかなあ??