ついに、東アジア選手権が開幕し、もうひとつのザック・ジャパンが初戦を戦いました!!
メンバー…西川GK、森重と栗原のCBコンビ、槙野と駒野。ボランチ山口蛍。青山。高萩。トップは原口、工藤、
そして、ついに追いついてきた天才、柿谷曜一朗であります。試合前の予想では、4バックはいいとして、
ダブルボランチにトップ下を置き、ウィング気味にサイドからの選手を入れて、トップは柿谷のワントップ、と
想像していましたが、ザックの選択は4-3-3でした。
この試合、中国はしっかりと守備を固めて、なかなか日本にチャンスを作らせません。日本も選手間の距離が
遠く、いかにも急造感のある感じで、中国相手にバタバタ、互角の展開となってしまいました。先制は中国。
前半5分に栗原がファウルを犯し、PKをとられてしまいました。34分に栗原は意地のヘディング(これも、工藤の
折り返しが良かったのですが)で追いつき、前半で1-1。不満の残る内容でした。
このチームの最注目選手は、Jリーグでも好調を維持し、もっとも旬な選手である柿谷です。スペースがあれば
走り込んで、後ろからのパスに絶妙のボールタッチでボールを迎え入れ、ゴールまで一直線。個人で打開する
テクニックは持っています。しかし、この日は中国の守備が引いて、スペースを使うことができませんでした。
それでも、後半に1ゴール&1アシストを記録してしまうあたり、やはりノっています。ゴールは、左サイドからの
槙野のクロスをニアで叩いて流し込んだ一発、その直後、アシストはサイドから中央へ切り込んでいくドリブル、
ピッチを横断する形となりましたが、柿谷らしい絶妙のタッチ、距離感が相手を幻惑。シュートもにおわせつつ、
中央まで持ち込んで、最後は反対側フリーの工藤にパス。工藤の代表初ゴールをアシストして見せました。
これらのゴールが14分、16分。柿谷が見せた3分間の輝きが、試合を決めかけたのでした。
しかし、交代策を順調に切っていくザック・ジャパンに、まさかの落とし穴。後半36分、中国選手のミドルが
バーをたたき、跳ね返りを処理しようとした駒野が相手と交錯。これがまたまたPK判定、決められて、1点差
に追い上げられてしまいます。反日感情むき出しの・韓国のサッカーファンの声援が、スタジアムの雰囲気を
異様なものとしたのか、ここから日本も足が止まり、中国の最後の反抗を受ける形となってしまいました。
中国のクロスが、ファーサイドのライン際に流れたところ、相手選手が滑りこみながらゴール天井にボールを
突き刺し、ついに同点。スコア3-3です。あり得ないスコアです!
ともかく、試合はそのまま終了し、2点差の怖さというか、危うさを思い知らされる展開となってしまいました。
2点差は危険、というのはこの試合においては、少し意味合いが違います。結局、2点差を詰めたのはPK
だからです。流れの中で、日本は相手に飲まれたわけではないと言えると思います。中国の3点目が、
ファインゴールです。しかし結果は結果、何とも…何とも悔しいドロー劇でした。
このチームの選手たちにとっては、いいトライアル&経験となったでしょうか。次のオーストラリア戦で、示して
くれるものと思います。