ソウタンこと、田邉草民のスペイン・サバデルFCへの一年間期限付き移籍が発表されました。

オフィシャルのコメントを見ても、本人とても前向き!ビックリしました。いまより上手く
なるためには良いチャンスだ、と。あくまで将来の東京での成功のための、ステップアップ
だというイメージが伝わってきました。不退転の覚悟というのもわくわくするのですが、
そこは“直感で”東京残留を決意した草民らしさが出ていて、ほほえましい気持ちになります。

情熱はありますが、泥臭いタイプではない気がします。テクニックがあり、華麗なパスで
魅せる天才タイプ。そんな草民のハイライトはなんと言っても忘れじの2011シーズン、
J2でのあの一年です。序盤でつまづいたチームを蘇らせたトップ下での活躍。ホーム
湘南戦で縦横にパスを受けてはリズムを生み出し、それによってチームは、パスサッカーで
いこう、と一つにまとまったのです。翌週、雨の京都(因縁の西京極)で見せたヘディングと、
流れるようなボールタッチからの二点目。大竹に、梶山も続き、サポーターが待っていた
勝ち方で京都にリベンジを果たしたあの試合です。草民はチームをひとつにしました。

おおらかなプレーから繰り出される、パスそのままに、チームに落ち着きを取り戻させた、
まるで妖精のようです。それでいて、いやそうであったからこそ、大熊さんが一番叱ったと
言います。だからあのシーズンがあったんだと。東京への愛着も人一倍なはずなんです。


今、東京の中盤はかつてないほどに充実しています。米本、高橋秀人がボランチを組み、
ルーカスにアーリアがウイングを務め、トップ下に東が入ると草民の入る場所はなくなって
しまいます。生粋の天才肌タイプの草民は、もうひとつ図抜けた武器をもつ必要がある
ようです。それを身に付けるには、草民らしく伸びやかに、海外挑戦というならイメージぴったりですね。
草民はそのままで。思うがままにボールを蹴れば、ボールが味方してくれる、そんな気がします。
東京に帰ってくる日を楽しみにしています!!バモス、ソウタン!!