


水曜日、国立でナビスコカップの最終戦が行われました。相手は新潟。東京と、新潟が属するグループBは、
鹿島とセレッソが上位に立ち、2試合を残していました。1試合先に消化している東京は、勝ち点を積み上げて
なお、上位2チームの敗戦(しかも2試合で!)待ちという、厳しい状況ではありました。
しかし、この日はまたセレモニアルな試合でもありました。1993年5月15日、Jリーグは始まったのです。
20年前、国立競技場で、記念すべきJリーグの最初の試合が行われ、ここに現在に至るJリーグが開幕した
のでした。その日に、国立で試合ができるというのは、大変名誉なことではありませんか。
僕が初めて、Jリーグの試合を観に行ったのはさらにもう少し後だったのですが、サポーターとしてこの日に
勝ちたい!と、言いようのない感情が自然と湧きあがっていました。
試合は、前半途中からの観戦でした。会社の定時が19時で、終わる直前に会社をかけ出し、ダッシュで
国立、というわけです。年に何度かこれで観戦に行きますが、今日もまさにそれでした。前の週末に湘南に
敗れた東京、ナビスコカップでトーナメント進出も気持ちの上で仕切り直しの一戦でした。
東京はセンターバックの森重と、ボランチの米本にルーカスを休ませて、加賀、田邉草民、石川を先発
させて臨みます。一説では三田が先発との話もありましたが、ベンチに入れてまずは主力と言えるメンバー
で試合に入りました。僕が見始めたときには、河野が出場していたのですが、これはアーリアが負傷しての
緊急交代だったようで。いつもと違うフレッシュなメンバーはモチベーションも高く、またボランチに入った、
湘南戦で足を滑らせてボールを後逸し、敗戦のきっかけを作ってしまった高橋秀人が、いつもよりも気合の
入ったプレーでチームを牽引し、新潟も攻撃陣が好調なこともあり、スピーディな展開になりました。
ゴールが生まれたのは後半でした。東京はサイドに拡げて中央に折り返し、それでもシュートが決められない
展開が続いていました。ジュビロ戦で、2点を追いついたイメージが残っていたのでしょうか。いささかその
形に固執しているようにも見えたのですが、結果に結び付けたのは石川でした。マイナスのパスを受けると、
右足を一閃。ファーサイドのサイドネットに滑り込ませるような、さすが石川!とうならされるきれいなミドル
シュートを決めて見せました。この日の石川がまた好調で、相手のマークを味方も使って、何度もはがして
見せました。いつもとはプレーの幅が違って見えました。
一旦は、新潟に少ないチャンスをものにされて同点とされますが、落ち着いて試合を乱さず、交代策で
状況を打開しました。代わって出場したのは三田、林です。特筆すべきは三田で、出場以降の時間では
ピッチでもっとも目立っていたと思います。堂々としたパスに、シュートまで。まるで大竹が最初に出てきた
試合をほうふつさせるようなイメージで、東京の中盤に君臨しました。周囲も石川が好調で、草民がパス交換
をして、三田がより輝くようなあうんの呼吸。これが、決勝点につながるのですから嬉しかったです。
東京のオフィシャルから抜粋すると…(笑)
草民のタテパスを李が落とし、三田が受けたボールを右サイドに展開。徳永が受け、再び三田にもどすと、
三田は中央でゴールへシュートをズドン!これが決勝点でした。三田はゴール裏へダッシュ!ユース育ちの
選手の決勝弾に、ゴール裏も湧きかえりました。「タマーーーー!!」と、三田の愛称を叫ぶ、野郎声の
多いこと(笑)。かくて、ユース育ちの選手のプロ初ゴールが国立で飛び出して勝利!!という最高の
シチュエーションで、しかし予選突破はならず、東京の2013シーズンのナビスコカップは、幕を閉じたのでした。
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2013年5月15日(水)19時キックオフ @国立競技場
東京 2 - 1 新潟 得点:石川、三田
スタメン:権田、徳永・加賀・チャンヒョンス・太田、高橋秀人・アーリア・田邉・石川・東、李。
交代はアーリア→河野、東→三田、石川→林。
交代はアーリア→河野、東→三田、石川→林。
さすが三田!青赤の子!もってるね~!!