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今日こそは、これまでで最高の試合が見られるかもしれないと心の隅で、何パーセントかは思って毎週
スタジアムに行きます。期待は半分くらいの確率で裏切られ、もしくは一定の満足を得ることになります。
それでも…完璧に満足するような試合は、何十試合に1つか2つ。本当にひとにぎりだけ。この日の試合は、
そんな完璧なゲームのひとつでした。額縁に入れたくなるような、最高の夜になったのでした。
 
【仙台サポーター大挙襲来、しかしチームは…】
まずシチュエーションが普通じゃなかったです。この日は今シーズンのJリーグ最終節。その2週間前まで、
リーグの優勝の行方はまだ分からなかったのです。首位の広島と、2位の仙台のマッチレース。最終節まで
もつれるかに見えた優勝争いはしかし、33節で決着しました。奇跡の残留を果たすことになる新潟の決死の
抵抗によって、仙台がホームで敗戦。遠く広島で勝利したサンフレッチェが、ホームスタジアムであるビッグ
アーチで、ファンと共に優勝の凱歌をあげたのでした。
 
もともと、仙台が今季最終戦の相手になることは、東京ファンならば開幕前から(日程が発表になったときから)
誰もが知っているところ。珍しく、ホーム味スタでリーグ最終戦を迎える年、そのホームラストゲームで、昇格
1年目の東京が優勝を決める。…昨年のレイソルのように。そんなシーンを、誰もが思い描いたことでしょう。
 
ところがこの夢は、シーズンが進むにつれ遠くなり、奇しくも仙台と東京の立場は逆転したようになって、
最終戦を迎えていたのです。優勝が決まるまでは、もしかしたら目の前で、相手チームの優勝を拝まされる
ことになる…!?そんなの、恐怖でしかないです。心の底からイヤでした。結局、その可能性は広島のおかげで?
回避されたのですが…優勝決定戦と踏んでチケットを抑え、東京まで参戦する予定だった多くの仙台サポーター
たちが、優勝はついえても「乗りかけた舟」とばかりに大挙、味スタに押し寄せて来られました(敬語です)。
 
仙台の選手も、優勝を逃したものの、シーズン締めくくりの試合で、意地を見せたかったと思います。
ところが。試合は東京の一方的な展開に。仙台は自陣深く引いて、GKまでボールを戻しての慎重策。これが
勝利を目指してのものなのか、GK林を最終ラインに見立てて、こういうサッカーをするのかは不明でしたが、
ラインが低すぎて、ルーカスを右サイドに置いてハマった東京の攻撃陣に、如何なく押し込まれることになった
と思います。仙台もしかし、失点後は赤嶺・ウィルソンを先鋒としてよくあらがったと思いました。ウィルソンの
身体の入れ替え方などは本当にうまかったです。まあ、勝ったからなんとでも言えますが(苦笑)。
 
【東京の布陣がハマり、仙台相手に追加点、追加点…!】
東京は、前週のガンバ戦から、ルーカスを中盤でサイドに配置する新しい布陣で結果を出しつつありました。
ルーカスが相手のサイドを押し込めるとともに、TOP下の梶山もさることながら、ボランチのアーリアが積極的に
前に顔を出すことで、相手を押し込む、という。これが、最終戦でも仙台相手にハマりました。
 
1点目は8分、中盤からのボールをナナメに走り込んだルーカスが、走りながらトラップし、流し込んでのゴール。
うまい…。ルーカスの走り込みに気付いてパスを出した高橋も、秀逸でした。綺麗なゴールで東京、先制です。
それでも仙台のラインは依然深いままでした。東京、チャンスを活かします。スローインからワン・ツー・スリーと
タテにジグザグにパス交換が決まり、最後はルーカスが落ち着いて決めて、2-0。素晴らしいゴールでした。
 
1点を返されますが後半になるとゴールショウ。ヒョンスがセットプレーからのヘディングで押し込んで3-1。
アーリアのスルーパスを、上手くトラップしてコントロールした渡邉千真がニアの天井をぶち抜く4点目。
お祭りモードが高まったところで、ナオ・ネマと続けざまに投入し、交代してなお強い東京、を見せつけました。
圧巻のラスト2ゴールを決めて見せたのが、これまた今季の東京の救世主、ネマニャ・ヴチチェビッチでした。
梶山の折り返しを難なく決めて5-1。さらにほぼロスタイム、ゴール前の混戦をルーレットで抜け出すと、
キーパーが体重をかけたのとは逆方向にコロコロ…。カッチョいいゴールでチーム新記録となる1試合
6ゴールで、東京が仙台を一蹴しました。ビックリしました!最高に、楽しい90分間でした!!
 
シーズンはしかし、この絶好の上げ潮を目前にしながら無念の終了…。今季は10位でリーグを終えました…。
反省などはまた追って…。この夜は、最高の夜でした!近年で見ても、試合前のサポーターの期待が昇華
された、最高の一戦だったと思います!!語りダネにしましょう!
 
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2012年12月1日(土)15時30分キックオフ @味の素スタジアム
 6 - 2  得点:(2)、チャン・ヒョンス真、ャ・()
スタメン:権田、徳永・森重・ヒョンス・太田、高橋・米本・アーリア・梶山・ルーカス、渡邉千真。
交代は渡邉千真→石川、ルーカス→ネマニャ・ヴチチェビッチ、米本→平山。