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2011シーズン、J1復帰を期する大補強(J2的)の一環として獲得された、
達也と言えば鈴木だったが、J1昇格を果たした今年、鈴木は移籍し、谷澤が残ったのは周知の通り。
谷澤はクセモノだった。敵にしても味方になっても、やはりその印象は最後まで変わらない。
 
【敵として…2008シーズン最終節・残留をかけた試合での劇的ボレー】
谷澤と言えば、2008年だかの最終節。アウェー千葉で、ジェフと戦った東京は、勝てばACL出場にも
手が届きそうだった。相手のジェフは、負ければ残留確定という後がない状況。東京が2点をリードし
降格が決定的になっていたジェフが、そこから試合をひっくり返すことになる反撃ののろしを上げたのは、
新井もそうだが谷澤もそうだった。クリアをダイレクトでスライスさせて蹴りこんだボレーの軌道。
翌年、石川が味スタでの鹿島戦で決めた美しいボレーに匹敵するような、滑るようなあのボールの軌道は
忘れがたい。谷澤はこの試合、もう1点をとる。東京ファンの心に、忘れられない痛い思い出を刻み込んだ。
 
【味方として…天皇杯、元旦国立へ導いた決勝ゴール】
味方になって一番のゴールはと言えば、僕は天皇杯準決勝、セレッソ戦でのゴールを挙げたい。
試合は見に行っていなかったが、「枠とばせ!」と散々シーズンを通して言い続けてきたサポーターを
黙らせるのに十分な価値のあるゴールだった。このゴールも試合の勝ちもさることながら、見事なシュート
だった。年末の繁忙期、試合を見にいけなかった僕は、心から谷澤に感謝した。
おかげで、元旦国立があるし、今季のACLがある。
 
【先日の柏戦。豪快な宇宙開発】
そして、おとといの柏戦だ。後半出場してきた谷澤は、左サイドを果敢に攻め、相手のディフェンスラインを
巧みにかいくぐって、裏で受けたパスを絶妙のトラップで、落としたまではよかった。その後、つま先で蹴った
ボールは、ゴールのはるか上へと飛んでいき、東京は絶好のチャンスを逃した。さすが谷澤!!としか
言い様がない。味方が一人退場してアウェーで押されまくっていた後半に豪快な宇宙開発(シュートを
ゴールのはるか上に飛ばしてしまうことを、こう言いますが)。笑うしかなかった。これが谷澤だ!!と。
そんな試合のレビューも、まだ書いていないのに…。
 
今日いきなり、千葉に完全移籍のニュースが出て本当に悲しい。びっくりして悲しいのだと思う。
東京から出て行って悲しかった選手はいるが、こうも突然、スタメンクラスの選手がシーズン半ばに
離脱するというのはあまりなかった気がする。驚いたと同時に、その分悲しい。
入ってきたときはジェフの谷澤か、と苦々しくもあったけど…。J2での戦いぶりと、天皇杯のあのゴール
僕は心から谷澤に感謝している。本当に残念だ。柏戦を見ていた限りでは、もちろん全然やれるし移籍は
東京にとってもマイナスにもなるだろう。でもその分、他の選手が頑張ってくれるはずだ。
 
アディオス、ヤザー。ムイント、オブリガード。元旦国立、本当にありがとう。