


東京にとっては、かつて鬼門と言われた磐田スタジアム。真っ向勝負で散ったJ1昇格当時から10年。
ジュビロも東京も変わりました。折しも、この前のウィークデーにはジュビロ黄金期の中心メンバー、
JリーグMVPも獲得した藤田俊哉が現役引退を表明。それがモチベーションになったのでしょうか。
手負いの磐田相手に、東京はパスをつなげず、一時3-0まで離される完敗を喫しました。
【ボールが足につかない?ミス多くして、引きすぎる】
東京の欠点が明らかになった試合だったと思います。スペインやイタリア、深夜のトップゲーム、EUROとの
比較で見ているからかもしれません。圧倒的に、パスがつながらないのです。また自分たちのコントロール
ミスから、ボールを失ってしまうのです。待っていて奪う、相手にしてみればそれで十分。足下へのパスを
さらわれては、タテへの突破力で勝る相手(これは気迫の差なのか!?)に何度も攻め込まれました。
ボールが足についていないな、と感じました。パスを回しても、トラップに時間をかけてしまい相手に
寄せられてしまいます。仕掛けても、待ち伏せされた相手に足下で絡め取られて反撃を食らう、と。
米本、高橋、ルーカス…残念でした。ルーカスは1トップでは限界だろう、というような出来。この日は
苦しかったですね。米本は試合中に立て直して、その後は守備で貢献していました。高橋秀人が
ボールを失ったり、パスミスしたりはいつものことです。ジュビロの先制点は前半6分です。
それでも一番の問題は、前への推進力を欠く上に、ボールを回すブロックを作る位置が低すぎたということ。
ボランチあたりまでは陣形を組んでいるのですが、そこから前、相手の守備も密集してくるエリアになると、
人数も動きも足りない。結局、ボールを失い続けるたびに前に出せなくなり、ずるずるとラインが下がって
危険な位置でボールを奪われ、失点を喫する、というメカニズムです(負けの…)。
【後半の良い時間帯、ゴール奪えず逆にまずい失点を重ねる】
前半は、とにかくパスがつながらないまま前線の起点となるべきルーカスも仕事ができず、チャンスなく
不満な出来となりました。それでも1試合の中できちんとチャンスも回ってくるのがサッカー、だんだんと、
東京の時間がやってきました。クロスからのヘディングが、ゴールに向かって飛び始めました。もっとも、
いずれも枠を外してチャンスをフイにしてしまいましたが…。一本でも入っていれば!!そう思います。
良い時間帯が続いていましたが、まずいプレーから失点を重ねてしまいます。磐田のボールを跳ね返した
東京、自陣でセカンドボールを拾われると、サイドへ展開されます。左サイドで待っていたのは元鹿島、
左サイドの宮崎。東京のディフェンダーは遠くから守備に戻りましたが追いつけず。切れ込んだところ、
東京のゴールキーパー権田が立っていたはずのニアサイドを簡単に抜いて、2点目をジュビロが奪いました。
このゴールは権田のプレーが少しお粗末でした。相手が前に来るところ、ニアサイドをあけてしまって、
そこを抜かれてしまったのです。ゴールの直前、ぴょんと跳ねてわざわざニアを空ける権田の姿が
VTRで確認できます。GKにあるまじきプレーですが、しかしこの日ここまでジュビロの効率的な攻撃を
受け、1失点目でも反応できなかった権田の、気持ちがはやってしまったとしたら不憫です。これも試合の
流れ、と言えばそうでしょう。2-0となって、すでにルーカスを変えていましたが流れはそこでストップ。
続けざまの3点目を奪われて、試合は事実上決まりました。河野が一点を返してくれたのが、救いです。
【この日も出足を狙われて、ブロック低くパス通らず、沈黙…】
ここ数試合の負け試合、マリノスやレイソルの試合と似ていました。それらと比較すると、この日はもう少し
やれていたのは事実。ポポビッチが完全に恥ずかしい試合だったなどと言わずに一定の満足を得ている
というのも、分からないではないです。しかし結果が出ていない以上、何かアクションが必要でしょうし、
批判されてしかるべきです。ミスの多かった選手には、ちゃんと練習してよ!と言いたくもなります。
まずは高い位置でブロックを作ることを心がけ、正確なパスの練習を何度もやって欲しいです。さらに
前線で起点になれなかったルーカスには、あえて下がってもらい…スペインばりのゼロトップでもいいと
思います。どうせ点は決まった選手がとるわけではないので…。中盤を厚くしてボールを支配し、前線へ
運べば活路は開けて来るというものです。この点、攻撃サッカーの完成へ、オートマチックに変化対応
できるようなシステムを完成させて手に入れれば、スペインでもブラジルでも、やれるはず…さ!!
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2012年6月30日(土)19時 キックオフ @磐田・ヤマハスタジアム
東京 1 - 3 磐田 前半0-1 【得点】河野
スタメン:権田、徳永・加賀・森重・椋原、高橋秀人・米本・アーリア・谷澤・田邉、ルーカス。
交代はルーカス→渡邉千真、加賀→河野、谷澤→幸野。
交代はルーカス→渡邉千真、加賀→河野、谷澤→幸野。
P.S 加賀の奮闘ぶりが目立ちましたね!!いい意地を見せてくれました!カガ~・ト~キョ~!!