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もう2日も経ってしまい、エルゴラもサカマガも発売されそうな勢いな上に、きょうはなにしろ蔚山戦ですし、
タイミングを逃した感もありありですが…名古屋戦の日記です。
 
【名古屋の激しいプレスにペースをつかめなかった前半】
多士済々、タレント揃いの名古屋のプレスは「鬼」でした。最終ラインで持っていても猛ダッシュで間合いを
詰めてきます。前に持っていっても、真ん中に放り込んでも跳ね返されると。サイドに活路を見出したい
ところでしたが、攻め手がなくなるとプレーも段々抑え目になり、名古屋を前にややなすすべなしという
我慢の展開になりました。やられる気はしませんでしたが、かと言って点を取れる気配もありません。
 
大宮戦で散々裏を取られたディフェンスラインですが、高めに位置を取って中盤から蹴られたボールを
敵の選手と一緒に追いかけるような場面は今日も見られ、基本的には前節・大宮戦とコンセプトは
変わっていないのだなあ、と思いました。決定的なシュートは打たれていませんでしたが、上記のような
状況で名古屋に対して手がなくなってきたところ、迎えた36分。ディフェンスラインの裏にポンときれいに
抜け出たボールに走り込んだ玉田。GKに向かっていきながら、ボールを浮かされ…ああいうゴールは
悔しいですよね(笑)。あんなシュートで負けちゃうのかよ、みたいな。東京が失点を喫しました。
 
きれいにラインの裏をとられた形で、ディフェンスラインを高く取ろうという東京にとっては致し方ないものの、
気をつけなければならない形でした。我慢我慢の展開の中で生じる一瞬の隙です。集中力を長く保つ
のはキツイ、それをやりきれれば優勝できる。前半最後に、ちょっとしたミスが出てしまいました。
 
ただ、ここでラインを下げては意味がありません。失点してこそ、気持ちを強く持ってさらに押し上げるべし!
「ライン下げるなよ!プッシュアップ!!」この一試合に勝つためにはまず前に出ること、そうすることで、
自分たちが掲げるポポ・サッカーの旗を降ろさないこと。今年一年の覚悟を示す意味でも、必要でした。
 
【後半一気3点!電光石火のイケイケ・サッカー!】
後半。東京は3ゴールを一気に決めて、試合をひっくり返します。後半になってネジをまきなおした東京と、
リードしてハーフタイムを終えた名古屋という構図。これがサッカーの妙。微妙な温度感の差が、両チームの
おかれた立場を逆転させてしまいます。徐々に押し戻す東京、シュートが、名古屋ゴールに飛び始めました。
ビハインドもなんの。パスを回して相手のほころびを待つのみならず、今季のもうひとつのコンセプト、
積極的にタテパスを狙う、と。一瞬カベに空いた穴のようなチャンスには、勇気をもってパスを入れると。
そんなシーンも見られ始め、「東京のサッカーができてきた!」と思って期待が高まったそのとき…!!
 
東京にゴールが生まれました。左から切れ込んだ太田の、シザース!おお!中でパス交換からの、
羽生のシュート。ボールは敵・味方を跳ね返ってピンポン(ピクシー)になり、こぼれ球の終着点、最後に
いたところで反応したのが…ナオ!!ゴール裏から真正面、がら空きのゴールにブチ込んで同点です。
火がつけば燃え上がる東京ガス。そこからはホーム味スタのサポーター、ピッチの選手と一体になっての
盛り上がり。声が選手たちの背中を押し、応えたピッチの青赤戦士たちが追加点。分厚い攻めから
高橋のフィード、ファーサイドの加賀がヘッドで折り返し、中央アーリアが走りこみながらジャンプ、ボールを
後ろにそらせた絶妙のすかしヘッドがゴールイン。逆転!!味スタがさらに燃え上がります。
 
それでも、相手は名古屋で俺たちゃ東京。もう一点とって安心したいよね、と言っていた矢先に、やってくれました。
中央でボールをキープした梶山が、一瞬タメて走り込むナオへ!!ナオはそのままのスピード、流れるような
動きから、シュート!!これがGK楢崎正剛の股をすり抜けてゴール・イン!3-1とし、勝負を決めました。
スゴイ逆転劇でした。名古屋の反撃・意地の一点もありましたが、やはり3-1にもっていったことが奏功、
逃げ切り勝利をおさめました。久々に、すごい試合…最高でした。相手が強いだけになおさらビックリです。
 
【ACLを見据えた東京、リーグに敵なし!】
スペクタクルな試合でした。試合のキーポイントは、やはり高い位置を維持して名古屋に反抗したことでしょう。
選手たちに逆転するぞ!の気合がみなぎっていた後半。逆にリードして折り返した名古屋の試合運びのまずさ。
名古屋であっても、そうなんですね。アウェーで先制は逆に恐いですね…。サッカーを見過ぎていると。
 
前半の東京の悪さについて、ポポビッチ監督はなぜ後半と同じことが前半から出来ないのか、というコメントを
残していますがここに監督のカラーを感じます。やはり「徹底攻撃」だと。0-0でチームも60~70点の出来
ならば、そこで無理にいかないで均衡を保つというのも、プランとしてはなくはないと思います。後半、ビハインドゆえに
思い切って攻撃に出て、名古屋が緩んだ隙を突く絶好の展開になったわけではありますが、その後半勝負が
繰り出せるのであれば、前半そこそこやった上での「死んだフリ」というのも、巧者の戦法といえると思います。
今の東京には、そういう考えは毛頭ないようですね。攻めて、魅せて、勝つ。大いに結構です(笑)。
 
負け試合をひっくり返した東京の強さ、昇格組とあなどるなかれ。鹿島が最下位、ガンバがひとつ上、
そんな旧来の勢力図が一変したリーグ戦、名古屋に勝利をおさめたいま、いったいあとどこが敵になると
言うのでしょうか。もちろん長いシーズン、鹿島もガンバも巻きなおしてくるでしょう(鹿島は結構ガタつく
パターンもありますが)。昨年からの流れで言えば、注意したいのは柏、仙台、連勝している神戸あたりと見ます。
 
神戸、仙台とは4月までにアウェーでの対戦が待っています。その間に等々力でのクラシコ。このへんを勝って
スタートダッシュできれば、J1制覇はかなり現実味を帯びてくるだろうと思います。現状のメンバーで戦いつつ
名古屋戦で姿を見せた平山、米本、さらには渡邉千真にユース上がりの大竹、重松、大卒ルーキーたち。
小平“ラボ”で調子を上げて、ますますチームの層が厚くなってくれれば言うことナシです。その準備は
もう出来ていると考えます。今年は本当に、歴史に残る黄金期の第一シーズンとなりそうですね。期待が高まります!
 
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2012年3月17日(土)19時 キックオフ @味の素スタジアム
 3 - 1 名古屋 前半0-1 【得点】
スタメン:権田、徳永・加賀・森重・太田、高橋秀人・梶山・石川・羽生・長谷川アーリア、ルーカス。
交代は羽生→谷澤、梶山→米本、石川→平山。