『ダッダ~ン!ボヨヨン・ボヨヨン!』というCMが流行っていた頃、僕は中学生で巣鴨にある私立の
男子校に通っていた。そのときに学園祭でやった喫茶店の屋号で、なんともテキトーで調子のいいのが、
この日記のタイトルだ。
 
18日の日曜日は、前日の徹夜でぼーっとしたままで、電車を乗り過ごして、気がついたら巣鴨にいた。
すぐに電車で戻ろうと思ったが、ふと気まぐれに駅を出てみることにした。中学高校6年間を過ごした巣鴨、
何年ぶりだろうという話だ。一度、見に来たことがあったので、7~8年ぶりくらいだろうか。
 
巣鴨といえば、庚申塚のとげぬき地蔵が有名で、おばあちゃんの原宿というコピーで有名なのである。
9月18日、歌舞伎町にも神輿が出ていたが、巣鴨もなんとなく法被を着た人なんかがいて、盛り場は
もう既にさかった後のようで少ししんとしている。祭りのあとのニオイがあった。もしやと思って母校に
行ってみたが、電気も消えて一層暗い。静かだった。
 
隣の三菱養和の人工芝のグラウンドで、サッカーの練習をしている。永井雄一郎を生んだ三菱養和だ。
高校は門が開いていたので、少し中に入ってグラウンドから空を眺めてみた。このグラウンドは、都心に
ある高校としてはちょっと異例なほど広い。ラグビーで鳴らした(最近はまた復活してきて、花園にもいく)
本校伝統のグラウンドなのである。体育の授業はマラソンにサーキットトレーニングが王道なのである。
 
その開けた空に、思ったよりもたくさんの星が見えてきれいだった。特別暗いわけでもないだろうが、
不思議だった。様変わりした商店街……というか完全にピンク街になって、ピンサロばかりが増えた
通りを行くと、ビルの谷間にどっこい、毎日立ち寄ったお菓子やさんがあった。閉まっていたが。
地上げに屈しなかったサンドイッチ屋も健在だった。SEIYUも、成文堂書店もそのままで。雑誌と漫画と
旅行書と参考書、少しの小説だけがある小さな成文堂。懐かしかった。
 
名物だった福々まんじゅうは姿を消し、駅ビルの中にもなかたようで、それが少し寂しい気もしたが、
夕闇の怪しいピンク街で、居酒屋からの煙のにおいをかぎながら、もう15年も前に毎日通った道を
通ると、懐かしい。変わらない制服を着た生徒諸君がいる。おとなしくて、オタクっぽい、母校のカラーだ。
それがあちこちにちらほら…運動部でもなさそうな。日曜日なわりには…ずいぶん多い。
それもそのはず、この日は学園祭だったようで。16時までと一歩遅かった!
来年はみんなで来たいなあ。