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清水エスパルスのGKだった、真田(正しくは眞田、なんですね)が、亡くなった。43歳とまだ早い。
急性心不全で、体調不良でエスパルスのGKコーチを退いて間もなくのことだったようだ。
サッカー界は先日の松田直樹といい、立て続けに印象的な選手を、亡くした。にわかに信じがたい。
 
真田は、Jリーグ草創期からの選手で、清水と言えばもちろんシジマールもそうだけど、
そのあと長く活躍したことを考えたら、やっぱり真田が、清水のGKの代名詞的存在だ。
 
真田で印象的なのはなんといってもヴェルディとのナビスコカップ決勝。3-3のあとPK戦で、
1-3から追いついたヴェルディを、エスパルスが最後は退けた。ヴェルディは全盛期の面影は
みるみる消えていく衰退期にあったが、それでもエスパルスの優勝は下馬評を覆すもので、
その後の両チームの行く末を暗示するような結果であったわけだが、とにかくこの試合が
素晴らしい試合だった。調べてみると、96年のナビスコカップ決勝。そんなに初期だったっけ?
と思うけど、それだ。映像を見ると、ヴェルディの応援はまとまりがなく、清水の応援はすさまじい。
この試合こそ、サポーターの力を証明するような試合だな、とあらためて思う。
 
真田は、PK戦に入るときに、ゴール裏の清水サポーターに向かって気合いのガッツポーズを
とり、祈りを込めた。そして、勝った。一億円をかけたPK戦に。
当時高校生で、体育館で制服のまま、膝をすりむかせて制服に穴をあけたりしながら、賭けPKを
夢中になってやっていた僕たちだ。この試合を忘れるわけがない。
 
そして真田を忘れるわけがない。
シジマールの陰で、復讐に燃え、サポーターに愛された清水のGKを。
 ※写真はその96年の、カルビーJリーグチップスカード!