


強いガンバにドローはOK。そんな予定調和みたいなものはいらないです。選手は上を向いていて、
比較的前向きなコメント。たしかに、前半圧倒した試合内容を考えれば充実感をにじませるのもわかります。
しかし、大宮ではアルディージャが、神戸ではヴィッセルが勝ち点3を積み上げました。
勝ち点1ならば、3歩進んで2歩下がる、それも平時ならばアリ。しかし今は有事。一歩後退と見るべきでしょう。
【前半は東京が圧倒。ガンバを寸断!】
立ち上がりからいつものトバした感じで、いけいけよ、俺の東京といった感じ。このイケイケ感が、なんと45分間
継続します。大きな要因となったのは、前節復帰の米本、そして守備の要・今野。相手のキーマンにパスが
入るや否や、すぐに前に出てプレスを浴びせ、からみついてつっかけて、相手とボールをつぶしました。
さすがの遠藤も、ボールを効果的に引き出せず。二川や他の選手も、普段のガンバのイメージならば、
ダイレクトにつないだり、味方が自信を持ってあがってくるようなところで、なぜか呼吸が合わず。前線の選手
にいたっては機能せず、フリーでもいい形が作れないほど、機能不全に陥っていました。
東京は面白いようにボールを奪い、待望のゴールが生まれたのは前半20分。平山のクロスに、走りこんで
ニアで頭で合わせ、顔の動きだけで目線と同じコースに飛ばした大黒がゴール。簡単そうに見えて難しい
ゴールだったと思います。あの首の動きだけで、相手と競りながらすらせながら、ファーサイドにふわりと
ヘディングできるとか…イメージはありますが、絶対にうまくいかないような、難しいシュートでした。大黒は
しかし、ニアに飛び込むという相手にとって嫌なプレーを徹底して実行し、かつ結果にむすびつけているあたり、
やはり頼りになるFWだなあ、と思います。追加点は奪えないまま、珍しいほど圧倒した前半が終わります。
【後半はやや攻め込まれ、交代含めたゲームプランに注目も…】
後半になって、ガンバもテコ入れを図ってきました。ボールに触れず、シュートもなかったFW平井に代えて、
ガンバが誇る決戦兵器、(作られた、のイメージですが)宇佐美が登場しました。ドリブルよし、シュートよし。
攻撃の万能選手です。これでガンバの前線は俄然、有機質になり活性化。ハーフタイムで優劣が逆転する
典型的な展開に。それでもガンバも相当悪かったところから調子をあげても、ゴールには至りませんでした。
流れを取り戻すべく、交代策に注目しましたが、最初の交代は羽生に代えて松下。守備的な交代です。
さらに74分、早めに大黒アウト、そしてリカルジーニョが入りました。二手つづけて、攻撃の厚みをそぐ様な
交代だったように思います。相手はルーカスを投入、さらに攻撃の万能選手が増え、対してこちらは攻撃の
厚みが減っていったわけですが、後半も30分になると、悪癖が出てしまい、自陣に引いてしまいます。また、
カウンターを仕掛けても、敵陣のサイドへ逃れていって中途半端な時間稼ぎ。これでは、だめです。
結局、案の定、ガンバの攻撃を完全に抑えきることはできませんでした。なんてことはないコーナーキックに
合わせられて失点。相手選手がゴール前で競り勝ちました。試合は1-1のドローで終了です。
【1-0で行くのか、もう一点獲りに行くのか。それが問題。】
前半に2点目、3点目が奪えなかったところで、そうなると押し返された後半の戦い方がすべてだと思います。
僕は今日のガンバだったらもっとこちらも攻撃的に、試合を決めるまで攻め続けてもよかったと思います。
つまり松下から入る交代策はいかがなものか?と。大竹、重松、リカは先だったのではないか?と。
今の東京は1-0ならば五分と見て、とにかく2点目を目指すべきです。2-0からならば、失点しても2-1
で、清水のような試合ができて、逃げ切れるからです。そういう意味では、ガンバの執念にあっさり寄り切られた
ということだと思いますし、それだけ今の順位は苦しいし、だけれども正当なチームへの評価のひとつだと
言うことができるのかもしれません。前半の圧倒劇があっただけに、悔しいドローでした。勝てました。
いや、どうやったって勝つべきでした。今の残留争いの最中の状況で、この勝ち点2の損失は、でかいです。
どうしてドローでいいことがありますか??
ホームですし、勝つしかないでしょうが。ファンががっかりしますよ。意地見せてくれないと…。
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2010年11月6日(土)15時 キックオフ @味の素スタジアム
東京 1 - 1 ガンバ 前半1-0 【得点】大黒
東京 1 - 1 ガンバ 前半1-0 【得点】大黒
スタメン:権田、中村北斗・今野・森重・椋原、徳永・米本・石川・羽生、平山・大黒。
交代は羽生→松下、大黒→リカルジーニョ。交代枠を一つあましたところも意味が…わからんです。
90分走れるようにはなったので、次はゲーム運びと、勝利への執着心ですね。