
【前半:冒頭のチャンス逃し停滞。目立つ改善もなし?】
前半20分までに、何度か決定的なチャンスを迎えていたようで(到着前半18分ころ)、今日の
東京はわりといい!!というのが一緒に観戦した方の批評でした。しかしながら僕が見始めてからの
東京は、今シーズンここまでの内容と大差なし。最終ラインからのビルドアップがままならず、中盤で
ボールを絡めとられて攻め手なし。清水の小野をつかまえきれず、バイタルエリアでイヤな動きを
連発され、最後は粘りきれずにフリーキックをヘディングで合わせた清水が前半のうちに先制です。
これじゃ格下のチームが格上相手に立ち上がりだけ勢いで押し込んで、ジワジワ押し返されて結局
負ける、という典型的な上位vs下位の構図じゃあないか、と。応援する気持ちが萎えそうになる展開。
最終ラインからのパスミスがとても目立っていたように思います。特に、森重とキム・ヨングン。
ヨングンは左サイドバックに起用していますが、果たして長友・徳永というサイドバックを崩してでも
採用する価値はあるのかと。疑問に思います。結局、今野に救われている部分は大きいですよね。
徳永ボランチ起用に関しても同様、こだわる必要があるのかな、と不安な布陣。梶山もボールを
とられずにスペースへ持ち出す技術はさすがですが、まだ周囲がついていけないか、本人が本調子
ではないのか。集中力を欠いた場面も少なくありませんでした。ま、それが梶山なんですけれども。
平山にしろ重松にしろ、やはり後ろを向いてしまっては相手は怖くないのでは。チームとしての
課題ですね。
【後半:起死回生、交代もロングシュートも結実】
後半に入って立ち上がり、再度東京が攻勢に出ます。石川が前目に入って、早い段階で重松を
あきらめリカルジーニョに交代。前への動きがぐっと分厚くなって、シュートや危険なスペースへの
侵入が増えました。一気に羽生アウト、赤嶺イン。分かり安すぎるほどの攻撃シフトです。
中央に平山がそびえ、左右を石川とリカで上下動、赤嶺をさらにぶち込むとは前線で強力な
攻撃ブロックが形成されたこととなり東京ペース。いけそうな気がしてきました。
それでも清水は2度目のセットプレー。東京のファウルで危険な場所でフリーキックを与えて
しまい、ずいぶん長いことカベの位置などでもめていましたがそれも納得、いざ藤本がボールを
蹴ると、それがタテに落ちるような軌道を描いてゴールイン。権田には試練の2失点目。
押されていた清水が個人技で東京を突き放します。この時点で後半30分。東京ファンの歌声も
小さくなり、試合の趨勢は決まったかのように見えました。
しかしこの日、一発を狙っていたであろう長友が、コーナーのこぼれをペナルティエリア外から
強烈ミドル。スライス回転しながらボールはキーパーの手の先をかすめネットに突き刺さりました。
まるでキャプテン翼だな…ゴラッソ長友!!あと2点!!そういっている間にまたチャンス。
相手のクリアボールを前を向いて拾った、途中出場の松下が蹴りこむとボールはキーパー手前で
バウンドし(敵に当たったり)ゴールに転がり込みました。そのボールの軌道が東京っぽかった!!
そこからロスタイム4分までは、冷静なボール運びができず、そのままドローで試合終了です。
【やはり最後のところ。誰が決めるのか、そのまえに誰がいくのか】
運よく2点を奪えましたが、そこまでは清水に抑えきられてもおかしくない試合だったと思います。
結局、再度までボールを運んでも低いクロスやファーへの強めのクロスが全て意味なし。中央で、
反対サイドで誰も触れないパターンが多かったです。それでもアーリークロス(から赤嶺一発)や、
ややスペースが残っている時点での外サイドからの折り返しに、ニアで赤嶺や石川が競る、という
形があったので、多少形になってきているように見受けられます。ゴールは2点とも形という形も
ないものでしたが。
最終的に誰が決めるとして、そのために誰がどう絡んで、その前には誰がサイドをオーバーラップして、
その前に誰のところでボールを取って…あらゆるパターンを頭に叩き込んで、試合で出せるように
もう少し攻撃麺で整備が必要なのではないかと。行き当たりばったりではどうにもならなくて
チャンスを逃していることの方が多いように見えます。選手で言えばまずリカルジーニョ。気分に
ムラがある選手で、もう少しまじめにプレーしてくれるといいな、という印象です。若いんですかね。
石川。やはり去年の思い切りのよさがないですね。ナオのシュートが必要なんですが…。
課題を残したまま、リーグはいったん、ワールドカップのために中断です。
前半を見てこりゃダメだ、と思いましたが、後半意地を見せてくれたところが嬉しかったです。
しかもゴールの形がいい。バタバタ誰かが押し込む、東京らしいゴール。これが出てくるようになれば
きっと大丈夫ですかね。まだいけるな、と感じさせてくれたのは救いでした。
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2010年5月15日(土)14時 キックオフ @味の素スタジアム
東京 2 - 2 清水 前半0-1 【得点】長友、松下
スタメン:権田、長友・森重・今野・キム・ヨングン、徳永・梶山・石川・羽生、重松・平山。
交代は重松→リカルジーニョ、羽生→赤嶺、石川→松下。
イヤ、ホント。これでゴールも取れなくて負けていたら、救われねーっすよ。
長友ありがとう!南アフリカいってこいや!(今野も、岡崎~エスパルスも!!)