


まして、思いがけないロスタイムの逃げ切りゴール。月曜になってもじわじわきてます。
開幕戦は雨。しかもけっこうな降りで、悪名高い味スタのピッチもさらにスリッピーに。
その上、FC東京はケガから戻らない選手の穴埋めの異動と、新戦力を加えていきなりの応急布陣。
右サイドバック(SB)が本職の徳永をボランチにまわし、椋原・右SB。
センターバックに大分からきた森重(22歳!)、中盤前めに北斗と新潟からの松下(26歳!)。
森重若い!松下も意外!年齢の割に出場しているイメージがありますね。ガンバで(笑)。
【マリノスの“らしい”上手さを向こうに我慢の展開】
試合は雨ということと、シーズン最初の試合ということもあったか、若干の固さを感じるクローズドな
展開。それでも最初にして最大のチャンスは東京。開始1分、マリノス陣内右エリアで得たフリー
キックを、期待のキッカー松下が蹴ったボールを中村北斗が中澤よりも先に触ってすらせポスト直撃!
あわや先制!のシーンを作り出します。北斗が感覚だけで合わせたボール…惜しかったです。
その後はいつものマリノス戦。テクニックもありイキのいいマリノスの選手たちに翻弄されながら
最後の一線は割らせない我慢の展開。今野、森重の存在感が際立っていました。そのうえボランチの
徳永・羽生も入れ替わったりしながらバックラインまで下がってくるなど、やや押しこまれた展開にも
見えました。
しかし森重。よかったですね~。
体も大きくて体幹・重心のバランスがよく、その上リーチも広くて足が出る。キックも多彩であらゆる
高さに対応し、また自分でも蹴れるマルチな才能を如何なく発揮していたように見えました。なるほど
多くのクラブが獲得に動くのも納得!といった印象。すっかり惚れました。いい買い物ですなぁ。
後半に入ってもどちらとも決定的なチャンスがないまま時間だけが過ぎていく展開。マリノスの
狩野アウト・坂田インという交代策に続いて、東京も真打ちというべきクラックたちを投入。
まずは中盤の王様、ナンバー10梶山。ダイレクトではたく“らしい”プレーで中盤を活性化。
さらに、出ました石川直宏。ナオです、ナオ。柏戦でケガして以来の現場復帰!!うおおお!!!
トップもタツヤを赤嶺に入れ替えて最後の勝負に出ましたが、うまく交代出場の選手を活かせません。
チグハグなもどかしい展開のまま残り5分。あきらめないサポーターの声援に、選手たちが呼応し
始めました。平山がドリブルで相手左サイドへ侵入、鮮やかなフェイントで切り返して相手を
置き去りにし、完全にフリーになってニアに思い切りシュート。ところがこれがサイドネット外側を
たたいてしまいます。
【カウンター一閃、ロスタイムの一発で決着!】
いよいよ時間がなくなったロスタイム、マリノスの攻め上がりを中盤でカット。つないだボールが
右サイド、単騎抜け出していた石川に渡ります。ファンの誰もが期待する、石川のドリブル。
いけ!ナオ!!!ナオ迷わずやや前進。
寄せてきたディフェンダーとの距離を慎重に測り、体を寄せられた瞬間ボールを前に蹴りだし逃がすと、
自分は相手の最後のスライディングをなんとジャンプしてヒラリ!!フリーになってさらに加速、前進。
マリノスの戻りながらのディフェンスは圧倒的に形勢不利、ナオはシュートを打たず、選んだのは
グラウンダーのクロス。中央に走りこんだ赤嶺と、それについていったマリノスDFの背後を通って
ボールは逆サイドのファーへ。待っていた平山が、丁寧にボールをゴールへ流し込んで勝負あり。
苦しい展開でまさかの勝ち点3。予期しなかった展開に、嬉しさもひとしおです。
“勝ちに不思議の勝ちあり”。絶対にはずせない最後のチャンスをモノにして、残り3分で勝ち点を
盗むことに成功しました。
【まだまだこれから?不利な展開で打開策なし、楽観はできず。】
結局、試合を決めたのはナオのドリブルと平山のシュート。“個の力”と言えばそれでした。
それ以外に決定的なチャンスは松下のキックから北斗がすらせたあのセットプレーのみ。それでも、
点でゴールが奪えるという新しい武器が加わったのは大きいですが、それにしても前半やナオ登場
まででもう少し全体的に連動した攻撃パターンが見られれば良かったと思います。今日に関していえば
ちょっと策がなかったかな、と。
徳永ボランチもボールに絡んでいってはいましたが、それだけではなかなか評価しづらいものが
あります。どちらかと言えばフォロワーの羽生とだといっそうボヤけて見えてしまいました。このへん
中盤の組み立てについてはまだ未消化かな、と。この試合は去年と比較してもゴッソリ入れ替えて
トライしていたので、今日はそれでよく勝てたなあ、という気持ちです。
それが余裕だったのかなんなのか。次節浦和戦で通用する形を用意できるのかどうか。
ともすれば負けていたかもしれないのですから、楽観できる状況ではないと思います。開幕前の湘南戦
も、PKで早々に先制すればこそ。平山のいらない警告も相変わらずでヒヤリとするわけで、けっこう
厳しい目で見ていていいんじゃないかと思います。
甘くないよ!!!目指すは優勝、ですからね~(本気でいいすか?)
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2010年3月6日(土)14時 キックオフ @味の素スタジアム
東京 1 - 0 横浜 前半0-0、【得点】平山
スタメン:権田、椋原・森重・今野・長友、羽生・徳永・中村北斗・松下、鈴木達也、平山。
交代は羽生→梶山、北斗→石川、達也→赤嶺。
出てくる選手が主力であるという選手層の厚さ。
この内容で勝ち点3を拾えたのは補強の成果。積み重ねの効果。単発で見れば上出来ですが、
いつまでもこの内容だけでいいはずがありませんぜ!!