僕が所属していた大学の漫画研究会からは、イラストレーターやプロの漫画家が先輩から
何人か出ている。それは後輩である僕らにとってはものすごい誇りだった。
お名前を載せたいのだが少々配慮してヒントを載せると…

少女マンガから新境地、大人の恋愛漫画から現在はパチスロ漫画をかわいらしい絵柄で執筆中の先生、
時計雑誌にマニアックな内容も分かりやすく伝えるシンプルな絵柄の漫画を長く連載中の先生、
同じく少女漫画から、昨年は妊娠&パニック障害という一風変わったエッセイ漫画を出版された先生、
エロ漫画界では知る人ぞ知る、ギャグ&エロ&キ●ガイの巨匠と呼ばれる巨魁…、

多彩である。上記は大手出版社から単行本ないし本が出版された、くらいで絞り込みをかけて載せたが
さらに絵の仕事をされている方となるとぐっと数はさらに増える。
先月日記に書いたOB会では、それらの方々ともつながってやり取りをしたりしているのだが、
それはさておき。僕から下の代には漫画家は出ていなかった。それが問題だった。

僕ら世代はちょうどジャンプの一大ブームから漫画やオタクというものが広く世間に認知され、相対化
して一般化した(膨張して飽和状態になり崩壊した?)時代を通過した世代になると思うが、そう
なったからと言って、漫研から漫画家が輩出されなくなった、というのはささやかなコンプレックス
であり、長く心に刺さったしこりでもあった。

それが、ここにきて後輩から漫画誌デビューを飾った男が現れたのである。

宇城はやひろ。

僕の2年後輩で、僕が部長だった時に入学してきた、特に気心の知れた間柄だ。
彼は自分では気づいていないかもしれないが、実は僕の心のしこりを洗い去り、また僕らの過ごした
時代に価値を与えた。僕らの漫研からプロの漫画家が出たのである。しかも、彼は漫研の運営にも
携わっていたのだから、まさに漫研出身の漫画家ここにあり、と言える。漫画はきわめて個人的な
作業であり、今回のデビューはもちろん彼の不屈の根性とこれまでの人生をかけた努力の賜物に
違いない。それでも僕は、同じ時代を過ごした朋友として彼とおなじくらいの喜びを感じている。
彼は漫研の先達の歴史を紡いだ。灯を灯した。

自分に勝って、夢を実現した。強くて良い男と言える。そういえば、昔から彼は自分に負けない
ように、四六時中スケッチブックを拡げていたっけ。はたで見ているのは切なかったけれど、
こうして実を結ぶ結果になって本当に頭の下がる思いだ。作品にはかなり努力と割り切りの
跡が見られたけれど(笑)、ヒエラルキーのピラミッドの表現に彼らしさも見せた(笑)。
もっと自分の得意な形で、好きな漫画を描きたいと思うが…そのチャンスはまだまだこれから。
いつかその日が来るように、応援したい。まあ、俺も漫画を楽しみますけどね。彼以上に(笑)!!

もうおいそれと先輩ヅラできないなあ(笑)。
立派です!!!はやひろ先生!!!
ちょっとクサい日記だねぇ(笑)。この時間まで働いてたから、勘弁してください(笑)。