
2-0にした直後、ペナルティエリアで相手を引き倒したブルーノ・クアドロスが退場。
そしてPK。ペナルティエリア内での退場劇は大きな事件です。試合の流れを決めかねません。
相手にPK、おまけに味方は一人減る。それでも1点のリードがあったはずで、粘れば勝ち点は
モノに出来たようにも感じますが…結果的にそこからさらに2点を奪われ、逆転。そして敗戦。
あっと驚く試合展開、さすがクラシコ。今日の犠牲者は、ブルーノ・クアドロスでした。
【前半、流れは完全に東京~今日もサボらない守備!】
ここ2試合、マリノスに1-0、ジェフに1-0で連勝していた東京、リーグでも上位、前線の
破壊力では随一の川崎を相手に、どれだけその流れを引き継いで互角以上の勝負ができるか。
東京ファンにとってはそれがポイントでした。
自分たちがいいサッカーをして勝っていれば、相手に合わせてやり方を変える必要はない。
いつも歌っているでしょう!?『自分を信じていれば~ 勝利はついてくる~♪』スカパラも
登場してムードは最高、こりゃ東京が勝つしかない!!という空気が満ちていました。
さらに東京はいつも通りのまじめなサッカーで応えてくれる。最高の雰囲気でした。
今日も立ち上がりから積極的なランニングがチーム全体で徹底して行なわれました。ここ数試合の
流れを引き継いだ充実のサッカー。選手たちが自信を深めているのは試合後のコメントなどからも
見て取れます。僕も、負けても悔しくなくなってきました(笑)。折りしもこの試合はカボレ、
石川、梶山が復帰。まさにこれまでのひとつの集大成といった陣容で臨んでいました。
全員がサボらず前を向く。いいところでは拍手、スタンドも一体になっていました。
出だしはフェアな攻め合い。双方シュートを打って、川崎のゴールはオフサイド、東京は惜しくも
枠を外すなど見せ場を作りました。先制は東京。コーナーキックからヘディングを合わせたのが
今野!!はね返りをさらに左足でファーサイドに転がしてのゴール!!味スタが揺れました。その後は
川崎の急先鋒、チョン・テセに対してブルーノが封じ込めに成功。川崎の攻撃を機能不全に
陥れ、いいムードのまま前半を終えました。
【後半、流れは完全に川崎~退場で壊れた東京】
で、後半です。いい流れはそのままに、東京が追加点を挙げます。川崎ボールを奪って素早くつなぎ、
ゴール前へカボレがセンタリング、それを平山がスルーして…ファーでどフリーになっていた石川が
ダイレクト?かワンタッチくらいで、右足アウトのソールに擦るような感じで蹴ったスライス回転の
低いシュートがしゅるしゅるしゅるりとキーパーの手から逃げて左隅にイン!!2-0になります。
でしたが…その直後、冒頭のブルーノの退場劇で1点を返され、あれよあれよと10分間に悪夢の
3失点…。その間わずか10分。ナオを下げ、モニを入れるなど動いた点も見逃せませんが、守備の
ロスを修正できないまま逆転を許してしまいました。その様子、まさに“崩壊”。
まさかまさか…という恐怖が目の前で現実に変わっていく戦慄。ぐらっ…と目の前がゆらぐ、衝撃。
いやああ~ビックリしました。実に、東京らしい…。3点取っていてもヤバかったかもしれません。
まるでイスタンブールのリバプール。あ、3点取ったのは川崎でしたが…。ユルネバのご加護なく…。
【2-0までの内容を見れば!!】
結果、そのまま2-3で逆転負けを喫してしまった東京ですが、内容を見ると2-0までは良かった
と思います。ここ最近、いつも通りのサッカーができていた、と。相手に関係なく。さらに、石川、
カボレ、平山。この3人が並び立っても、攻撃陣は機能していた、と。ブルーノがチョン・テセを
よく抑えていただけに、退場が本当に痛かったです。あの後川崎がヴィトール・ジュニオール、
黒津、場合によっては矢島、と総攻撃を仕掛けてきても、あの東京であれば動じずに試合終盤まで
いけたのではないかと思います。最後の5分は平山大作戦とか…なんとか…。
負けはしましたが褒められていい内容だと思います。カップ戦でいい巡り合せがあって優勝できれば
いいなあと思います。中断再開後にも期待しましょう!!
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2009年5月24日(日)14時 キックオフ @味スタ
東京 2 - 3 川崎 前1-0、【得点】今野、石川
スタメン:権田、徳永・ブルーノ=クアドロス・今野・長友、米本・梶山・羽生・石川・カボレ、平山。
途中出場で羽生→鈴木達也(ハーフタイム)、石川→茂庭、平山→中村北斗。
【中断後への課題】このまま、普段着のサッカーで。勝つことに執着しながら…。