ジョニー・デップティム・バートンのコンビ、たまたまやっていたのでこれに突入。
事前にロビーで見た知識、どうもリアルにホラーチックなミュージカルらしい、と。ほほう。ところが
これが、ものすごいB級要素たっぷりの、B級テイスト映画でした!!つまり、クソ映画(笑)!!

ジョニー・デップが無実の罪で投獄され、妻を判事に奪われた理髪店主、トッドを演じます。
こいつがイカレていて、ロンドンに舞い戻ってから判事への復讐の機会を狙ううちに、我慢が
出来なくなり、自分の理髪店に来た客を殺しまくります。髭をそるふりをして、首にザックリ刃を
立てる!!首から血がブシュー!!!ビュッビュッ!!!と出て客ガックリ。それを足元のペダルを
踏んで椅子を逆に倒し、床の穴へ死体をポイポイ。死体は理髪店の下階にあるパイ屋の女主人が、
パイの具にして証拠隠滅してしまいます。人肉饅頭プラス殺人理髪店というB級映画臭がたっぷり。
この設定が固まるまでに開始から小1時間ほどかかるので、それまでは眠かったです。このB級設定が
固まってからは、楽しんで首筋がパックリ割られるのをギャグとして楽しめるようになりました。

判事への復讐を果たしたものの、近所の狂人だと思っていた妻を手にかけてしまい、また実の娘(判事
が引き取り育て、自分の妻にしようとしていた…という判事もかなりの色ボケ猿という設定)にも
手をくだしかけ、パートナーだったパイ屋の女主人も殺して絶望したところを、パイ屋の女主人に
親代わりとして、女性として好意を抱いていた(ここも歪んでいる)ボーイの孤児に、自らの剃刀の
刃で後ろから首を掻っ切られ、死んでしまいます。オチもお決まり。カンペキでした。

グロがギャグへと昇華。ミュージカルとしての歌も、圧倒的にイカレた設定の前では、歌詞もなにも
すべてが陳腐。
もっともそれも演出かと。映像は全体的に彩度を抑えたロンドンの曇り空の様な色。
こういう映画を撮るときにはどういう画質がいいんですかね…。たとえばCGで描かれたC3POと、
人が入って動かしていたC3POは違いますよね。スターウォーズは初期の3部作の方が、心地良い
テイストってあるじゃないですか。手作り感というか。そこにこだわると手はかかるけれどもリアルに
なるかもしれません。パイプオルガンが全力で鳴り響くオープニングなんか、ティム・バートンの
おとぎ話っぽくて、荘厳で素晴らしかったです。映画館で聞けて良かった…良いのはそれくらいで。

首を目の前でスッパスッパ割られて、血がブシューと出るのでご注意を。それを楽しみましょう。
ジョニー・デップとティム・バートン。エド・ウッドなんかもそうですが、今回はやっちゃってます。
期待していかないことをオススメします(笑)。
クソ映画度 70点。映画としては…30点ですかね。