早速初日に観てきました。話題の…エヴァンゲリオン。
ネタバレになってしまいますが…というか、ネタバレも何もテレビのストーリーそのままでした!

元々12年前にTVで放映され、数年間のうちに社会現象となるまでのブームを巻き起こし、
それ以降のアニメ・漫画に大いに影響を与えた作品であるというところまでは一般的にも有名です。
映画・新劇場版は、その作品を焼き直して、新キャラクター・新設定を加えたエヴァの再構築と
いうことらしく、全4部(序・破・急・?)に分かれて2009年まで順番に製作されていくそうです。
今回の『序』は、主人公シンジがネルフに呼ばれてエヴァンゲリオンに乗り、第6使徒を倒すまで、
を描いています。ストーリーの大枠は、内向的な主人公碇シンジが、汎用人型決戦兵器・人造人間
エヴァンゲリオンに搭乗し、人類の敵・シトと戦う中で、葛藤し悩んで…という話。

結論から言うと、テレビと全く同じストーリーをもう一回見ただけで、微妙…でした(笑)。
戦闘シーンや全体的にCGが多く使われていて12年前よりも凝った表現になっている部分は
たしかにあるのですが、ストーリーにしても台詞にしてもほぼ一緒でした。TVで6話分かかって
やったのを2時間に納めるという事で、かなり端折った展開にはなっています。説明不足、意味不明
は旧作を知っていればこそ違和感は少ないですが、初見ではどうだったのでしょうか?

また旧作を観たという前提があれば、比較して今作との差異を見つけながら、ストーリーの結末を
あれこれ予想できる、という楽しみがあります。何しろエヴァンゲリオンの楽しみ方には、進んでいく
ストーリーの中に説明されない謎がたくさん織り込まれていて、あとでそれが何であったのかが
明らかになっていくというのがひとつありますから、まだ“フリ”の部分である今作に於いては、
評価を下すのは難しい気もします。このへんも初見のお客にはよくわからんのではないかと。
それが醍醐味ですよ、ということで納得できればいいでしょうが…。

12年前の作品はTVでは主人公の精神世界に入り込んで現実世界に部分での結末が描かれずに物議を
醸し、さらに映画まで作ってストーリーとしての結末を描こうとしたもののはっきりできなかった
という経緯があるので、今後このストーリーに結末が描かれるのかどうかがもっとも気になります。

ただなんとなく、キャラクターの描き方に温かみがあって、もしかしたらハッピーエンドになるのでは
ないかという予感がしました。IDカードをレイに渡しに来たシンジがレイの体の上に倒れこむシーンで
レイが微笑んでみたり(それもゲンドウのシナリオだったというのも判明していますが)、ヤシマ作戦
で、最後にレイを助けに来たシンジにレイが微笑むのは有名ですがその後、シンジの手の上にレイが
手を重ね合わせるところなど…なんだかいい感じなんですよね。ハッピーエンドになればいいなあ。

終わった後に、映画館にはファンが待っていましたと言わんばかりに拍手が起こったのですが(笑)、
僕は拍手する気にはさらさらなれなかったです。細かいディテールの差異を見つけて謎解きしたり、
キャラクターやセリフに萌えたり、とか単純に喜べなかったですね。そういうもんなのかな???
それこそアスカがいうように、「キモチワルイ…」と。こりゃダメですわ。
パチンコのほうがおもしろいです(笑)。パチンコ行こう…。
ただ次回(スタッフロールの後、次回予告があるのですが)は新キャラに加えて、エヴァが3,4、5、
6号機までと、全く新しいストーリーが描かれているようでこれは楽しみにしたいと思います。

40点/100点中