最近映画の話が多いなあ…まあサッカーもないもので。
今回ご紹介の映画はウィル・スミス主演の『幸せのかたち』。原題『the pursuit of Happiness』とは、
“幸福の追求”といったところです。実話に基づいた話で、アメリカの投資会社社長クリス・ガードナー
氏の半生について、貧乏でホームレス同然にまで落ちぶれた彼が人生を切り開いて成功を収める
きっかけをつかむまでの話が描かれています。

主人公クリスは全財産をはたいて骨密度を測ることが出来るという医療器具を購入、そのセールスで一発
当てようとしていたものの当てが外れ失敗、奥さんと子供を養わなければならないのに駐車違反の税金も
払えないような貧乏生活を送っていました。4ヶ月16時間労働を続けた奥さんがぶち切れて別居、
自分が28歳まで父親に会えなかったことで息子にはそんな人生を送らせたくないと思うクリスは
5歳の息子を引き取りサンフランシスコの街でなんとかしようと一念発起、証券会社のインターンシップ
受講を決意。6ヶ月の無給期間を死ぬ気で頑張ってさあ、採用なったか…!?という話です。

ウィル・スミスは個人的に思うところあって、FC東京のアマラオを思い出すので好きです。顔が
小さくて背が高い。もっとも、ラッパーだったウィル・スミスに対して、アマラオは空に太陽がある限り
をカタコトで歌うヘンなガイジンでしたが(笑)。それはさておき。

主人公には才能があって、それは数字に強いといういわゆる数学的才能のことでしたが、それを
活かせないでどん底の生活を送っている前半、それを活かして思い切った決断から証券会社で実力を
発揮していく後半の対比は、やっぱり人生は得意なものが生きる、それを活かさないと手に入れられる
ものも手に入れられないんだということを改めて思い起こさせてくれます。
人生が行き詰まった時、別の道を力強く見つけることが出来るだろうか。そんな歌詞も映画の最後に
ありましたがそういうことか、と。男はそうやって、生きていく道を一人で探していくんだなと。
この主人公の場合奥さんは離れていってしまいましたが、かろうじて子供が残ったわけです。
ペットを飼って一人暮らしする、じゃないですがシンプルに愛情をささげることが出来るものがある、
愛情を自分に注いでくれる人がいることで、人間は頑張れるんだろうなと思います。主人公には
最後にそれがあって。もちろんそれを守り続けることも諦めなかった主人公の幸運なのですが。
最悪の状況でも人生や夢を諦めなかったクリスが掴んだサクセスストーリー。ひとつのラッキーな例
かもしれません。見る人によって受け取り方は様々かな、と。

映画的には最後の「クリスはその後~」といったモノローグは余計だったかな、と思いました。
別にクリスの映画を見に来たわけではないので…普通に寓話として描けたらよかったと思います。
なんだか押し付けがましい(笑)。観終わってイマイチと感じてしまう所以ではないでしょうか…。

というわけで、40点/100点中。