
国立競技場で開催された横浜FC主催、当地初のホームゲームだそうです。
草津は大学の友人が群馬出身と言うのでほぼ押し売り状態でオススメしながらいつか見に行ってみようと
思っていたのでした。昨年は機会を逃し、今年はカードのめぐり合わせの偶然で最も近くの国立で観戦
を果たすことが出来ました。J2は初めてだったのですが、観客も少なくやはり寂しかったです。
J2は周知の通り首位から入れ替え戦の対象となる3位までが勝ち点差1の中にひしめいて争っていた
のですが3位横浜が負けて勝ち点70、首位柏が徳島にドローで勝ち点72、神戸は休みで勝ち点71と
依然混戦模様です。4位ベガルタ仙台は勝ち点61、この日勝っておけば64になって水曜日横浜FCと
の直接対決で入れ替え戦への挑戦権を得ることができたはずでしたがホームで鳥栖に敗戦。
上位3位はほぼ決まったと見ていいのではないでしょうか。
試合はJ2ブービーに沈む草津が粘って粘って守りきり、後半先制ゴールをあげた後、PKで追加点を
奪い見事アウェーでの2-0勝利を飾りました。草津のDF、ブラジル人のチカの活躍が目立ちました。
上背をいかしたヘディングでことごとくロングボール、クロスをはね返し、また最後のところで体を張り
まさに草津ゴール前の“壁”となっていました。横浜は前半こそ圧倒的に主導権を握っていましたが、
長い時間点が取れないことで草津につけ入る隙を与えてしまっていました。FWの出来も今ひとつ。
京都から獲得のアレモンは決定機を外し、城はシュートも少なめで試合を支配しながらゴールなし。
逆に草津のガマン強さが気持ち良かったです。
J2は落ちれば地獄だという話をしました。試合数はJ1よりも10試合ほど多いばかりか、徳島・愛媛
・鳥栖・札幌・山形・仙台と遠隔地での試合も多いです。遠征費の負担はチームもサポーターもずいぶん
大きくなってしまいます。また降格時には選手の引き抜きに遭い、チームは一般的に弱体化します。
引き抜かれるのは得てして中心選手ですから、再構築するにもしっかりとしたチームコンセプトや上積み
がないと、余計苦しいというもの。かくしてしばらくJ2をさまようハメに…とも十分考えられます。
J2からJFLへの降格はないので、そういった心配はないのですが…。逆に草津のようなチームは
仮に昇格となった時に、J1基準のスタジアム(最近一層厳しいものになりましたね!)の準備やそれを
受け入れるファン・地域の土壌というものが問われて不安というものです。あえて強くなれない、なんて
こともあるのかもしれないと思いました。
甲府なんかは昨年の昇格時にはその点不安でしたが、なかなかどうして健闘していると思います。
(東京よりも順位は上にいますしね…)
イタリアセリエAなどではこういった地方の弱小チーム(プロビンチャ、といいます)が中位以上に顔を
出すときにはチームに急に活躍するようになった若い選手などがいて、オフにビッグクラブの引き抜きに
遭い、その移籍金の収入で翌年降格しないだけの選手を揃え、本当に少しずつチームを強化していく
というプランを取るチームがほとんどです。長いリーグの歴史を繰り返す中で優勝劣敗が進んでのこと
ですが、日本はまだまだ完全にそういうわけではないと思います。
市民チームからJクラブへ!というおとぎ話は、ヨーロッパよりもずっと実現しやすいと思います。
それは市場が小さいゆえのメリットともいえると思います。どこの国もそういった歴史を繰り返して、
年輪を重ねるがごとく徐々に市場全体、国全体のサッカーを育てていったのだと思います。
だからすごく時間がかかることです。
Jリーグの将来的な目標としてはJ1は現状の18チームでの運営、J2は2010年に18、最終で
22チームを目標にして攻勢する、という数字があります。現状Jリーグを目指すクラブが30とも。
わが町にJリーグがあるってのはシアワセですが、それを味わうチャンスはまだまだあるってことです。
もっと言うと、自分の街にずっとJクラブがあるかも分からない、ということも言えると思います…が、
それはまた別の話。今はこうしてガラ空きの国立でプロの試合が見られることが少し幸せです。
それがJリーグ。こんなんでストイコビッチなんかが見られたんですよ。ちょっと前は。
国立に行くと、そんな風にいろんなことを思いながら見ています。まったりと。
写真は国立千駄ヶ谷門から見た新宿のドコモタワーです。この日は曇りのち晴れ。気持ちよかったです。