ニュースでも取り上げられていますが、サッカーオランダリーグエールディビジ・ヘラクレスからこの夏
解雇された平山相太選手がに加入しました。その移籍についての感想です。

平山は日本人で活躍していたいわゆる「海外組」の中でも一時期もっともFWらしい活躍をしていた
という印象があります。デビュー戦での2ゴールをはじめ8得点。ペルージャ時代の中田に次ぐ成績は
日本でもプロでの経験がない中での成績だけに、立派だと思います。東京への加入は話題性・集客面でも、
またチームの補強という点でも楽しみです。東京が過去獲得してきた選手の中ではもっとも話題性がある
選手と言っていいと思います。今まではシーズンオフの補強に関しても、真の補強ならぬ“補充”程度の
補強しか行ってこなかったような地味なチームですから、珍しいことでビックリしています。
キャラクター的には大人しい印象がありますが、早くも東京の顔と言っていいくらいの話題性があると
思います。

しかし、邪推が止まりません。
今回の移籍ですがヨーロッパでの移籍期限が8月31日までということで、ギリギリでヘラクレスを解雇
されて平山がヨーロッパでの移籍先を探せなかったと言うことがJリーグ入りの背景にあります。
クリスマス休暇から年始にかけて再びヨーロッパの移籍市場が解禁となるはずで、そのタイミングで再び
平山がヨーロッパのチームに移籍してしまうことは十分考えられると思います。ですから来年の春まで
平山が残っているかと言えば、怪しいと言わざるを得ない点はどうしても否めないと思います。

また、東京です。現状の低迷したチーム事情で平山を獲得するということはどういうことなのか、と。
平山のプレーはやはりなんと言っても長身190cmを生かした空中戦。サッカーでもっとも単純な
戦術の一つとして、前線に背の高いターゲットマンを置いて両サイドからクロスを放り込むという戦い方
があります。今シーズン当初からのポゼッションサッカー確立が失敗に終わり、先の監督交代の効果も
長続きせず3連敗、チームのビジョンが固まっていない中での獲得。先物と言えば聞こえはいいかも
しれませんが、残り半年は平山を使って徹底したカウンターサッカーで2,3試合の勝ち点を拾い残留、
ということではあまりに短絡的ではないでしょうか。平山を軸に攻撃の再構築というのは少々残念な
気もします。今までの上積みはないのか、と。そして今期がしのげれば、平山には冬の移籍シーズン、
簡単にヨーロッパに行ってもいいよ、なんて言ってしまうのではないか?と。

ネガティブ過ぎるかもしれませんが、東京の現状を察するにそういう見方が出来てしまうのです。幸い、
平山はヨーロッパ移籍を封印する旨を先に述べています。つまり、“腰掛け”ではないぞ、ということです。
21歳、色々な経験をじっくり日本で、というのもいいことだと思いますし、オシムの代表に選ばれる
第一条件は所属チームでのスタメンということでもありますから、ぜひ頑張って東京でスタメンを
確保して代表でも活躍してもらいたいと思います。
歓迎はします!だから頑張ってね。平山君!!(もうだいぶ年下の選手です・笑)