商人はついたちから金を使うもんじゃない、というのが祖父の教えであります。
祖父は戦前は宝石商、昭和大恐慌で倒産後戦争に行き、戻ってきて菓子卸をやっていた生粋の商人です。
ついたちじゃなくても給料日が25日だとすると、その当日は出費は控えよ、ということです。
これはほんとにそうなんですよね。昔の人はやっぱり偉い。給料日前4~5日ってのがやっぱり苦しい。
月の最初に奮発なんて言って1万円くらいパーッと使っていたような時には、月末になって自分が
恨めしく思えたりするもんです。また金は使ってしまうとなかなか歯止めが利かないもので。
江戸っ子ならばなおさらです。銭はなくても金っ払いはいい、けちけちしないで切る時には身銭を切る
のが粋。そんな気質だからこそ金をえいと使ったが最後なわけで、一層厳しく自分を律しなくては
なりません。また、ついたちは祖母の月命日なんです。そういう意味でも真摯になる一日です。
ほんとは一日に書くつもりだった日記です。