出勤途中に見つけてしまい、最終巻12巻を買ってしまいました。最近出たのでしょうか。
デスノートはちょうど第1部といえる「L」編が完結した4巻(5巻かな?)の頃にまとめ買いして
読み始めました。その後映画にもなり、今では広く世間に知られる漫画となりました。
週刊少年ジャンプに掲載されていた漫画で、原作は漫画家とは別で漫画は『ヒカルの碁』小畑健です。

主人公、夜神月(これで名前を“ライト”と読みます)がある日拾ったのが死神のノート、デスノート。
このノートに名前を書き入れると、名前を書かれたものは死んでしまいます。ライトは世の中にはびこる
悪人や犯罪者達をデスノートを使って殺していき、自らを「キラ」という神のような存在に仕立てあげ
自分の考える綺麗な世の中に変えてそこに君臨する支配者になることを目指していきます。
そのキラの存在を追うのが警察と、世界的な警察組織に属する天才捜査官“L”たち。かくしてライトと
Lたちとの知略の限りを尽くした追いかけっこが始まる…というストーリーです。
見どころは英才エリート少年ライトと、警察との知恵比べです。少年漫画としてはかなり難しい内容に
なっているように思います。小学生当時の僕だったら絶対に読み飛ばしていたと思います(笑)。

この物語は縦糸は主人公と敵、両者の知恵比べにありますがもうひとつ、横糸としてデスノートを使って
行われる裁きとは正当なものなのかどうか、即ち「正義とは何か?」といったようなテーマが主人公を
通して問いかけられます。主人公が警察に負けるのか、勝つのか。最後はどちらにいくのかに大変興味が
ありました。最後まで読みきった上で、「正義とは何か?」というテーマについて語るためにこの漫画が
あるんだと思っていました。そして読みきって察するこの作品の結論は「みんなにみんなの正義があっ
て、どれかひとつが正解なのではないよ」と。そしてすべての人に均等に与えられる死(DEATH)
こそが絶対である、と。そんなところでしょうか。思ったより当たり障りなくて、ある意味意外なオチ
ではあります。結局、どちらかといえばこの漫画はそんなテーマについて語るべきものではなく、途中
の主人公と敵の知恵比べを純粋に楽しめばいいのかな、と思いました。本当はストーリーとしてはもっと
突っ込んだ結論を最後にもってきて、また旬な漫画家を使いしっかりと現代の雰囲気を封じ込めた上で、
なにか問題提起するのかと思っていたのですが…実際はそうではなかったです。
まさに“ライト”な結論でした(笑)!~それは大人が読むとそうなのかもしれませんが…。

もちろんしっかりとしたプロットに基づいたストーリーは見ごたえ十分、また何と言っても小畑氏の絵
ですから、見ていてうっとりするほど美しいのもイイです。小畑健は一番最初の『サイボーグじいちゃん
~G』から、本当にすごい絵描きだなあと思っていまして、イラスト集も出ているので買おうと思って
いるほどです。これは世界に通用してもいいのではないかな?と本気で夢想します。
だからこそ、無難に終わらないで欲しい漫画ではありました。もっとオチも極端でよかったかな、と思います。
数年後に再評価されるような、衝撃作になったでしょうか?いやいや、小説などならばまだしも、漫画の
底力はこんなものではないと信じています。ですから、氏の次回作に期待!です。
今回こんな感じなので、ジャンプは次回もけっこう気合い入れてくるでしょう!楽しみです。