実は今、自分は長野に出張に来ていて、今日は日本代表の試合~トリニダード・トバゴ戦だったのですが
まったく観られませんでした。ゴールシーンすらチェックできていません。残念です。
試合結果を見れば、日本代表の2-0快勝。イキのいい日本による気持ちのいい内容だったようです。
このような快勝が何回か続けば、日本代表への悲観論は影を潜め、ドイツでの失敗についての分析も
おおまかなところで切り上げられることになるのでしょう。

オシム監督の練習についてここ数日のニュースで採りあげられていました。今日の試合後の選手コメント
でも、この準備期間中の練習などが大変充実していた、と語るものもあり、とにかく前向きでフレッシュ
な日本代表の印象は目覚しいものばかりです。

具体的には実践を意識した形で行う反復練習によって試合中の動きの「質」を高める内容のものだと
見受けます。ペナルティエリア内での2対3、2色のゼッケンに分けた6対6のチームの中に一人だけ
ゼッケンの色がかったく違う選手をおき、この選手はボールを持ったらどちらに攻めてもよい、として
試合を行う。試合中その選手にボールが渡る時、味方と思っていたその選手が突然敵になることを想定
して、ディフェンスはポジショニングを考えて最適な位置へ移動していなければならないというわけ
です。これはマイボールが中盤で奪われたときに対応できる形を身につけるための練習だと分かります。

また2つのチームに分けた選手たちにそれぞれ異なる色のゼッケンを身につけさせ、パスをまわす順番
を色で決めておく、という内容の練習などもあるようです。最初は赤、次に黄色、次に緑、紫…と。
パスの順番が決まっているので次にパスをもらう選手は最適な位置へと移動していなければなりません。
その次にパスをもらう選手はさらにその先の状況を読み、その結果最適と考えられる位置にいなくては
いけません。もちろんその選手がマイボールを失うことも想定しながら…。
こう考えると、ゴールまでのパスの順番とポジショニングのとり方が自然と身につくと思います。
まるで精巧に作られたパズルを解いていくかのような練習形式です。選手は本気で考えながら練習を
こなしていかなくてはならないでしょう。練習後に頭が痛くなる、とのゆえんはまさにこれですね。

現在のサッカー界の流行語として「ポゼッションサッカー」という言葉があります。
サッカーの戦術をさす言葉で、自分なりに解釈すると「マイボールである時間を続けてボール支配率を
上げながら攻め勝つサッカー」というものだと認識しています。
ボールを支配する、とは味方チームがボールを持っている=攻めている時間を長くするということですが
そもそもこのサッカーの始祖といえるチームとして、スペインのFCバルセロナがあげられます。
ロナウジーニョを擁して時限の違うサッカーを展開し、ヨーロッパチャンピオンと国内リーグの2冠を
達成した目下世界最強のチームです。ロナウジーニョの個人技ばかりが採りあげられがちですがまさに
そのような個人技の能力がベースとなって実現するサッカーが、ポゼッションサッカーと呼ばれて
いるようです。