沢木耕太郎を読みました。一冊。『敗れざる者たち』というスポーツものでした。
読み応えのある記事を読んだな、という感じでした。
自分の琴線に触れるものに対して、取材して、調べて、追いかけて。
特筆すべきは、超一流の名選手ではなくその陰で敗れ去っていった人間たちをとり上げている事。
しかもよく読むと表舞台で“敗れた”といって消えていっても、敗れてはいない人たちを。
スポーツは自分との戦いである、なんていいますがまさにそうであって。
もしくは散るも華、なんてそういう世界があるのであって。これは深いです。
また昭和のきわめて日本的な汗臭さとか土臭さとか、精神とかそういうものが垣間見えてたまりません。

円谷幸吉、長嶋茂雄、あとは…ボクシングの輪島功一。カシアス内藤。その他いくつか。競馬も。
この人にサッカーを見てほしいです。『シネマと書店とスタジアム』には、2002年の日本代表ものが
ありますけれども。今のスポーツを。きっと著作出てますね。機会あれば読んでみたいです。
あと、やっぱりカシアス内藤についてはしかkり読んでおこうと思います。

あとは吉本ばなな『アムリタ』。今どきなぜか。ええ今更。
事故(階段で頭を打って)で脳の別の部分が開いた、なんてことを主人公が一人称で日々を描写していく
心地よさ。日々の出来事に感動して、生きていることをかみ締めながらもっと心地のよい場所を選んで
いく主人公。世界と調和していく心。その主人公の心に完全にシンクロして楽しめる、いい本でした。
沢木耕太郎が書評を書いているのを先に読んで読んだのですが、氏曰く「感情のジェットコースター」。
まさにそんな本です。完全バーチャルで楽しめます。主人公女性ですけど。
前向きなのですごくオススメです。って、古い本ですね(笑)。

女性の本を読んでかなりどっぷりだったので、今は椎名誠を読んでます。
SFもの、『水域』。椎名誠は安心して読めますがSFものは『アド・バード』を挫折した経験がある
ので警戒してます。それでもさくさく読めているので読破できそうです。