
埼玉新聞社で浦和へのJリーグ招致から、長くレッズのMDP編集に関わっておられた清尾 淳氏の
編著となっており。1998年~昨年、2004年までのレッズのMDPに氏が寄稿した文章と、
それに対する現在の氏の回想含むコメント、そしてその時々に寄せられたサポーターのハガキの文など
が毎試合ごとにまとめて載っていて、レッズのクラブ、選手、サポーターの様子がすべてちょうどいい
距離感で綴られた、レッズの回想録としても大変よく出来た本だと言えます。
ちなみにMDPとはマッチ・デー・プログラムの略で、これはJリーグの試合毎に、主催するホーム
チームが発行する冊子で、試合の見所やチームの紹介、近況などが載った観戦のお供に便利な本のこと
です。レッズのMDPは大変充実しており300円。東京は選手のインタビューが中心で200円です。
その本も最初買うつもりはなく、パラパラ立ち読みを始めのですが、始めの数ページですぐに、
「応援していてうるさいと言われた」、「ゴール裏の適不適、誰が決めるの?」「ゴール裏に来る人に
強制は必要」など、サポーターの生の声が掲載されており、恐らく全国のゴール裏で問題となっている
ようなサポーターについての議論(レッズの場合)が、延延と載っているのを見つけてしまい、ソッコー
で買いに走りました。上に書いたような話題は、東京のゴール裏でも最近ホットな話題。
いろいろな意味で日本一のレッズサポーターの場合はどういう議論があって、そしてどういう結論が
出たのか。サポーターならば誰もが気になるところなのではないでしょうか。
ましてレッズは、99年にJ2降格、翌年J1復帰、2003年に福田が引退、同年ナビ杯初タイトル、
2004年ステージ優勝、と波乱のシーズンをいくつも乗り越えてきた偉大な先人。
サポーターだって、Jリーグのサポーターが味わう喜怒哀楽をおおむね体験してきたはずです。
ゴール裏も大きく揺れながら、現在に到って尚あの姿がある。それには一体どのようなことを乗り越えて
きたのか。そこに東京ゴール裏、また全てのサポーターたちの一つの答えがあると思ったのです。
ちょっと読み始めたところですが、さすがにレッズは進んでいます。先の問題も97年には既に議論が
あり、ゴール裏の中心的存在だったサポーターグループ「クレイジーコールズ」はJ開幕後、1996年
に一旦解散、あのレッズのゴール裏が混沌としていた時代があったそうです。
中心グループなきまま、自然にまとまりだしたサポーターたちの声が一つになり、
途絶えた応援が再び戻ってくる、という喜びの97年からこの本は始まります。奇しくも、原さんが
監督に就任した年から始まっているのがビミョーだったりしますが(苦笑)。
これは『1』もあって、そちらも読んでみたいと思っていますが、サッカーを、Jリーグを愛する
皆様に是非オススメしたい本です。東京と照らし合わせて、共感する部分もあり、またウチとは違うな、
と思う部分もあり、しばらく楽しい時間が過ごせそうです。
読んだ事も含めてブログのネタになると思いますんで、どうぞ、そのへんをお楽しみに★
ちなみにワタクシ、レッズは嫌いです(笑)。
そりゃもう、ええ。(防衛策!?)