
ヤンマガに不定期連載とかで、8ページほどの短編がオールカラーで描かれています。
巣鴨の地主おねいと弟の姉弟と街の人々の日常。この姉弟が可愛くて、大変なごみます(笑)。
安達哲と言えば鬱屈した青春モノ。『桜の唄』に代表されるアレです。
大学時代に先輩に勧められて『桜の唄』を読んだのですが、その時おまけにつかれた嘘が、「安達哲は
あだち充の兄である」というもの。かくして漫画を読んでみると、例えばあだち充の『タッチ』などに
代表されるような青春とは真反対の、ドロドロ汚い青春物語が描かれており、なんてスゴイ兄弟だ!!
安達哲とあだち充と、どっちがひねくれているんだろう!?
などと、いらない想像と感動をかきたてられたのでありました(笑)。
本作はまったくいやらしくなく、可愛い可愛いおねいと弟が、やんちゃに舞台の中を駆け回っています。
姿も不思議でまるで仏像のよう。実際、偶然通りがかった仏師が、姉弟の神々しい姿に心を打たれて、
仏像を彫る、というエピソードもあるので、満更でもないのでしょう?
それはあの鬱屈した青春への煩悶から解脱した、なにか(作者?)の象徴のようにも見えるのです…。
なんてそんなことはないでしょうが(笑)。
ちょっと高額ですが、オススメです。我慢して読んでいると、好きになるようです。