「早稲田大学にはロサンゼルスドジャースへのインターンシッププログラムがあるらしい」


私がそれを知ったのは受験生だった高校3年生のときである。


これから入学を志す大学にそのような魅力的なプログラムがあると知り、


「なんて素敵なのだろう、絶対に行きたい」


と憧れを抱いたのを今でも鮮明に覚えている。


このときはアイク生原さんの功績によってプログラムが実施されていたとはつゆとも知らず、ただ受験のモチベーションにインターンシップをすえ、能天気に勉強に励んでいた。


アイク生原さんについて学び、たくさんの方々からお話を伺った今となっては恐れ多い話である。


この受験のモチベーションは早稲田大学スポーツ科学部に合格してから、引っ越しや入学準備でバタバタしているうちに忘れ去られることはなく、新入生ガイダンスにてドジャースインターンシップOBの先輩方のプレゼンテーションを聞き、憧れはさらに強くなったのであった。


高校生のときには知りえなかったインターンシップ参加者の生の感想を間近で聞くことができ、3年生に進級した際には絶対応募しようと強く心に決めたのを覚えている。

さまざまな人種が入り混じるロサンゼルスでは、ひとつ英語と言えども多くの表現方法や発音がありました。


なので言葉を聞き取ることに終始苦労していたのですが、そのたびに現地の方が温かい目でフォローをしてくださいました。


寛容で親切なロサンゼルスの、またドジャースのみなさんのご協力には感謝してもしきれません。


21歳の夏にロサンゼルスで起こった出来事を忘れることなどできないでしょう。


関係者のみなさん、本当にありがとうございました。


この経験を活かし、次の世代に還元していけるよう精一杯努力すると宣言いたします。

滞在中何十人という日本人がドジャースタジアムを訪れ、そのマネジメントの手法を学びに来ていました。


野球を楽しむという非常にシンプルな動機がここまでアメリカ社会の文化に根付いていることに感銘を受け、毎日刺激と興味をそそられるのです。


仕事をするということは、自己の生活を確立するための基盤を作る作業ですが、自分が働くことによって、世界のどこかにいる”誰か”のためになる、という要素も大きいのではないかと思います。


現在私は大学3年生ですから、大学という高等教育研究機関から自分の知識と教養を高めるためにできるだけのことを吸収しようとしています。これはすべて自分のバリューアップのためです。


しかし仕事をするということは、必ず相手がいることです。それがドジャースの場合、若い世代へ、という意識が見え隠れしています。


このインターンシップを受け入れてくださっていることからも明らかです。ベースボールというキーワードも、考えてみれば若い世代を意識せざるを得ないプロスポーツのひとつです。


私はこのことに気が付いたときに感動し、仕事をするということがどういうものなのかという情熱に触れた気がしました。