9/9(土)に行われた、韓国語による特別講演会
告知当初から皆さまの関心が高く
お問い合わせの多かったこちらの講座。
お陰様で、当日は満員御礼の大盛況でした
(お席の都合でご案内できなかった皆さま、
大変申し訳ございませんでした)
本日は、講演の模様をレポートさせていただきたいと思います。
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当日は韓国語での講演でしたが、同時通訳が入るので
学習歴やレベルを問わず幅広い韓国語学習者の皆さまにお越しいただきました。
同時通訳には、簡易同時通訳機材の「パナガイド」を使用。
こちらのパナガイドはすべて
よりお貸出しをいただきました。ありがとうございます。
パナガイドとは、同時通訳ブースの本格的な機材や
設備が無い場合に使用する無線機です。
講演者の発した言語を、通訳者が送信機を用いながら通訳し、
聴衆の皆さんが受信機(ヘッドホン)で聞くことになります。
この日の役割担当は
講演者――ペ・スンジュ先生(韓国語)
司会者――嵯峨山みな子先生(日本語)
通訳者――当校の韓国語・通訳翻訳プログラム<実践クラス>
有志の皆さま(5名)
先生によると、パナガイドを使用した同時通訳は
通訳ブースを設置する必要がないため、経費削減の為にも
最近よく使われる方法なのだそう。
ただ、通訳者はヘッドホンで音声を聞くことができず
自分の耳で話者の声を聞き取り、それと同時にマイクを通して
発信しなければならないため負担が大きいのだとか。
今回、それに挑戦してくださったのが当校の受講生の皆さん。
開始前の5名の表情からも緊張が伝わってきました……!
※こちらのお写真は、パナガイドを使用した
<実践クラス>授業の様子(本番中ではありません!)
そして肝心の講演会ですが
『通訳とは』、という基本的な部分より始まり
通訳者に必要な要素、通訳の難しさや楽しさについて等、
限られた時間の中にギュギュっと濃縮された濃~い内容。
ご本人の経験談を織り交ぜながらのペ・スンジュ先生のお話は
非常に興味深く、また、通訳者さん達のプロフェッショナルな
お仕事ぶりを垣間見ることができ
お越しいただいた皆さまにとりましても
大変有意義な講演会であったのではないかと推測いたします。
かくいう私も、取材ということを忘れて
いち聴講者として楽しませていただきました。
※ペ・スンジュ先生が実際にお使いになっている
“お仕事グッズ”も大公開!皆さん興味津々です!
司会進行役を務められた嵯峨山先生からも
質疑応答の際にエピソードを披露していただき
実に楽しく傾聴いたしました。
騒音で話者の声が全く聞こえないという大ピンチを
なんと『読唇』という超絶テクニックで乗り切った
というエピソードには脱帽です。
色々な場面での通訳と、それに対処する機転や技術。
実際にプロとして様々な現場でご活躍されている
お二人からお話を聞ける機会なんてそうそうありません。
一言も聞き逃すまいと、
メモを取りながら熱心にご聴講される皆さまの
お姿はとても印象的で、感動を覚えるほどでした!
講演終了直後にもかかわらず、たくさんの方に
「またぜひ開催してください」とのお声を頂戴し、
私共スタッフとしましても本当に嬉しい限りでございます。
さて、長くなってしまいましたので
このあたりで次回に持ち越そうと思います