チーズハットグパーティー/ロシア語講座講演会。択捉島での感動秘話 | アイケーブリッジ外語学院 幡野泉のブログ

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虎ノ門のアイケーブリッジ外語学院、幡野です。韓国留学後、韓国語学校を設立。中国語やロシア語講座も開始。海外の文化、言語が好きで、橋渡し業に使命感を抱いています。仕事のこと、プライベートのこと自由に書いています。

「韓国式チーズハットグ」と「友達と遊ぶこと」がマイブームの次女から、「みんなでハットグを作りたい」とリクエストされました。二つの「好きなこと」が凝縮されるわけですね。

 
休みの日ならいいよー、ちょうど何もないし、とOKしました。
 
すると、
 
一人増え、二人増え…総勢5人にビックリマーク
 
「みんなで」、「作りたい」……汗
 
私を入れて6人は、とてもじゃないけど台所に入りません。大量の油を使うし、いくら小学校高学年といえ、何かあったら大変です…
 
ということで、キャンプ用品の机と椅子を外に出して、庭で実施ビックリマーク
 
みんなで作って、
 

揚げて、
 

完成!
 
「のびる〜♪」「美味しい〜」と、喜んでいました。
 
 
さて、私は新年から自校でロシア語のレッスンを開始しました。
 
 
学習は大学卒業以来。四半世紀ぶりになるわけですが、やっぱりロシア語の響きは好きで、筆記体でロシア語を書く作業はストレス解消になるような快感を得られます。
 
まったく忘れてしまったと思っていましたが、書きながら、ゼロにはなっていない、しかも18〜22歳という時期に習得し(かけ)たものは、どこかに格納されているのか、という感覚を得られるときもあります。
 
とにかく、文字や発音の勉強をそのときにしていたのは大きいですね。中国語の勉強を始めたときは、「一から勉強している」感がありましたが、それがありません。ロシア語で発音すること自体、まったく抵抗を感じないことは大きいです。
 
思い出すことあり、新たな発見あり、で、これから私の脳がどんな反応を起こしていくのか、楽しみですニコニコ
 
 
さて、当校でお馴染みとなった同時通訳付き講演会。いま、ロシア語講座、三回目の講演会を準備中です。
 
三回目ではありますが、今回は講演者の日本語を、受講生がロシア語に同時通訳します。
 
そう、これまではロシア語を日本語に、だったので、初の日露同時通訳です。
 
通訳者のメンバーはすべて日本語話者の方ですが、当然のことながらロシア語は本当に上手なので、ロシア語を知らない方も、刺激になるのではと思います。
 
そして、今回イチオシしたいのはその講演内容ひらめき電球
 

テーマ戦後の択捉(エトロフ)島における日ソ青年の心の交流
     ~著書『セルツェ―心』から、その音楽にのせて

講演者は、ロシア語通訳者の不破理江(ふわ・りえ)さん。仕事として請け負った通訳業務の際、択捉島出身の山本昭平さんの数奇な人生について知り、山本さんと、ソ連の軍医’ドクトル’との物語を、書籍『セルツェー心』にまとめました。

当講演では、その不破理江さんが、この物語との出会い、そして作品の時代背景について、作品の中に出てくる音楽を一緒に聞きながら語ります。

私も『セルツェー心』を読みましたが、これまで聞いた北方領土、そして戦後の国境付近の話は当然のことながら良い話が多くなく、辛い話もありましたが、この本は、まったく逆で、ドクトルの、日本人を尊重する温かな人柄と、空襲で父親を失い一家を守ることになった山本青年の逞しさに感動しました。

音楽を聴きながら、当時の空気を感じ想像することで、ともに平和を願える場になったらいいな、と思っています。
 
講演者の不破先生は日本語で講演されるので、ロシア語が分からない方もご安心ください。是非、いろんな方にいらしていただきたいと思っています。
 
そう、音楽、平和で思い出しました。NHK-FMの「ウイークエンドサンシャイン」という、好きなラジオ番組があり(番組HP)、毎週土曜の朝はこれを聞きながら洗濯を干したり、支度をしたりしています。
 
パーソナリティーのピーター・バラカンさんの心地よい声とセンスが光る選曲がとても好きなのですが、今日、「Put A Woman In Charge」という曲が冒頭で流れ、そのあと、「国のリーダーが女性になったら、世の中から戦争はなくなるだろうに、と、僕は前から言っているんです。」と話されていました。(「put 誰それ in charge」は、誰それに委任する、担当させる、というような意味ですね)。
 
子供のころ、これから戦争はなくなる、少なくなると、どこかで信じていましたが、いつまで経っても「みんな、争い事が好きなのかしら」と思うようなことばかり起きますね……。「Put A Woman In Charge」、是非聴いてみてください!→(YouTube