ボジョレー・ヌーヴォーの「ルロワ」「パカレ」「マドンヌ」のときもそうでした。
この酒を扱うとき、襟を正す。そんな酒があります。
酒は、飲めば 結果、身体が酔います。
でも、「心が酔う」
そんな酒は、なかなかありません。
シャトー・ムートン・ロートシルト そこにあるだけで。
シャトー・ムートン・ロートシルト 2017
CHATEAU MOUTON ROTHSCHILD 2017
【タイプ】赤ワイン
【ブドウ品種】カベルネ・ソーヴィニョン90% メルロー9% プティ・ヴェルド1%
【AOC】村名AC ポイヤック 格付第1級
【ヴィンテージ】2017年
【産地】フランス ボルドー地方 オー・メドック地区 ポイヤック村
【容量】750ml
【樹齢】平均48年
【熟成、濾過】オーク樽(新樽率100%)で19-22ヶ月熟成 清澄はするが濾過はしない。
【収穫】手摘み
【収穫期間】 9月7日〜9月29日
【生産者】バロン・フィリップ・ロートシルト
【テイスティングノート】深みのある鮮やかな色調のワイン。
ガーネット色の光沢。 野生の小粒果実を思わせるアロマを含む、エレガントで複雑な香り。
エアレーション後にはペッパーの風味、カシスの若芽やドライフラワーのノートが
たおやかに香り、豊かな風味と調和の良さが楽しめます。
アタックはみずみずしくクリアで、ストラクチュアも上質。濃厚で肉づきの良い
テクスチュアとともに、味わいの中盤まで生鮮果実の風味が広がります。
熟度も十分で織り目も密なタンニンが味蕾を包み込み、長い余韻と
なめらかな印象をもたらします。 後味にはすべての要素が調和よく整い、
将来性の高さを確信させられます。バロンフィリップロートシルトHPより
80000(税抜)




【天候条件】冬の気温は比較的暖かく、降水量は平年より若干少なく、
2017年は4月27日に起きた春の遅霜による被害がとにかく記憶に残る一年です。
ボルドーのテロワール全域が被害に会う中で、ムートンのぶどう畑は奇跡的に被害を
免れました。その後も極めて長い期間干ばつ状態が続き、その傾向に
改善が見られたのはようやく12月に入ってからです。 春は平年より気温も高く、
3月末にはぶどうは若干早めに萌芽を迎えて1年のスタートを切りました。
4月および5月は理想的な天候に恵まれ、いずれの品種も10日ほど早めの
生育スピードで花の時期を迎えました。6月は非常に雨が多く、続く夏は、
日照量は平年並みでしたが雨は少なく、2016年から続く水分欠乏はさらに深刻化します。
結果、ぶどうの粒は小さめで、糖分および色素の凝縮が進みました。
生育スピードの早さと乾燥した夏の天候の影響で、この年は例外的な早期収穫となりました。シャトー・ムートン・ロスチャイルドでは9月7日から29日の期間に収穫を実施。
液抜きは10月20日に完了し、アッサンブラージュは10月に調整されました。
芳醇で非常に色味が濃く、素晴らしいタンニン・ストラクチュアを備えた
ワインが仕上がっています。肉づきもよく、暑い年特有のスタイルではありますが、
肉づきもよく、かつみずみずしさたっぷりです。 干ばつ傾向の影響により、
平年に比べて収量は低めとなっています。
【ラベルデザイン】アネット・メサジェ
作品では字体(エクリチュール)を素材のひとつとしており、
重なって寄せてくる波のように繰り返される「Hallelujah(ハレルヤ)」
がデザインされています。そこに聖書の中でしばしば関連づけられる
ふたつの物質「ミルクとワイン」のモチーフを描き、その効能を謳うと同時に、
アネット・メサジェ女史はこの作品を通してリアルかつシンボリックな表現手法で
ふたつの物質に賛辞を贈ります。ちなみに、
アートラベルを手がけるアーティストの報酬は0円で、
その代わりにシャトー・ムートン・ロスチャイルドを数ケース
(もちろん、アーティストが手がけたヴィンテージを含む)を受け取るという
慣例が今も続いているそうです。かつてはピカソやシャガールといった
名だたるアーティストが手がけてきたムートンのアートラベル。
選ばれたアーティストにとってそれは、何ものにも代えがたい名誉なのでしょう。
【飲み頃】10年~15年以上
【名の由来】
動物(羊)が本来の意味ではなく、古フランス語で小高い土地を意味する「motte」あるいは「mothon」から来ていると考えられています。同じく、ラフィットは「faîte(頂き)」、
コス・デストゥルネルは「côte(坂)」に由来します。
フィリップ男爵が牡羊座だったのと「土塊」の意味よりも
「羊」のムートンの意味で世間に広まってしまった為に、羊をシンボルマークとした、
という逸話が残されています。
【マリアージュ】
歴史、伝説に彩られ、僕自身がコメントすることなど何もありません。
ただ、受け入れる。
そんなワインです。
事実、メドックの格付けを唯一ひっくり返したワイン。
ブドウ生産からワイン造り、瓶詰めまでを、始めて行ったシャトーであり、
その目的は、自身のためではなく、全てのワイン生産者へのメッセージ、
「自分のワインに自信を持て。消費者に、そのプライドを届けろ」
メッセージは今現在、当たり前になっていますが、
ワイン界において「革命」で、それが正当な主張だったからこそ、
当たり前になった。
2級から1級に昇格して、最初にリリースされたラベルには
その思いが記されています。
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