蒼天航路その1
若き日の曹操が夏候惇、夏候淵、曹仁、曹洪らと共に、「爆裂団」をやっつけに行きます。
曹操は一番年下、しかも助っ人。
ところが、曹操は、軍議の主導権をあっさり握って、戦術を決めてしまいます。
唖然としているみんなに向かって
「ん?曹操孟徳を信じないのか?」
これから戦地に行って、みんな死んでしまうかもしれないのに、自信を持ってこう言ってしまえる。
普通の人なら、いい戦術を思いついても、「自分の発言でみんなを死なせてしまうかも知れない」とか思うかも知れません。
でも、曹操は、自信と勇気を持って発言します。みんなの命を預かる器がある。
だから、曹操はリーダーになったんだ。
こういう人だからみんなついて行ったんだろうな。
劉備も孫権もいいけど、やっぱ曹操です。
- 李 学仁, 王欣太
- 蒼天航路 (1)