6月30日という日 | 桜吹雪舞う向かい風~すずの音にえみが広がり陽が登る~

桜吹雪舞う向かい風~すずの音にえみが広がり陽が登る~

笑うポイントが人とズレてますので、お取り扱いにはご注意ください

稲垣早希さん、三森すずこさん、新田恵海さん、上間江望さん。

僕には4人、イベント参加の優先度が高い人がいます。

 

大きなスケジュールが入れば、たとえそれが何ヶ月も前であっても

この4人だけは、その瞬間にそこは「予定を入れる」ことになります。

 

今年は3~4月ごろ、新田さんの6月30日のNHKホールのソロライブの予定を聞きました。

チケットもすぐ2枚、手元に準備しました。

新アルバムのツアーの千秋楽として、この日付と場所を聞いたときの初感は

「これは大変なことになるかもしれない。本当の意味でのラストが来るのかもしれない」でした。

 

6月30日とは、もう覚えている人も少なくなってるかもしれませんが

8年前にμ’sが結成された日です。

そしてNHKホールとは、社会現象を起こして、紅白歌合戦に立った場所です。

 

今回の新アルバムの10曲目「my youth」を聴いて、歌詞カードに書かれた「作詞:新田恵海」を見たとき

「これだ・・・やっときた・・・」と鳥肌が立ちました。

東京ドームから、2年待った曲でした。

 

μ’sのメンバーは、個人名義の楽曲で「自分の担当キャラ宛ての曲」を発表していました。

三森さんなら「WONDER FLIGHT」

楠田さんなら「POWER FOR LIFE」

南條さんなら「Simple feelings」

すべての曲が表題曲レベルの輝きを持っています。

 

特に、東京ドームのあと、比較的早めに発表された楠田さんと南條さんの2曲は

当時を知るファンには言葉が出なくなるぐらい感動的な曲で

胸が熱くなる歌詞と背景に包まれています。

楠田さんの古いファンの知人が、今でもこの曲の伴奏を聴くだけで、あの頃を思い出して涙が出ると言ってました。

わかります。

 

ですが、あれだけ作品と向き合い、穂乃果を愛した新田さんからは

いつまで経っても「宛て曲」は発表されませんでした。

 

そんな中で、今回の新アルバムに収録された「my youth」。

歌詞を見ながら聞いた初聴で震えて、すぐ2度目を聴いて・・・確信しました。

「これは宛て曲だ」と。

 

6月30日に、NHKホールで、新田さんがこの曲を歌う。

僕は立っていられるかな?と。

 

2年前のクリスマスライブで、新田さんは東京ドームで歌わなかった「これから」を歌い、話題になりました。

この日、このクリスマス会に高熱をおして参加した僕は

「これでやっとμ’sに区切りがつけられる。8ヶ月前の東京ドームの忘れ物を、リーダーがしっかり回収してくれました」と

ツイッターにつづりました。

 

「宛て曲」は歌わないつもりなんだなと思っていました。

 

それが、新アルバム発売の瞬間から、6月30日が俄然脚光を浴び始めてしまいました。

 

本当の本当に、最後の最後のμ’sの幕が降りる瞬間になりそうです。

ずっと並んで歩いたμ’sの締めの日になりそうで。

歌詞通り「時間は戻らない」「あたたかい青春の日」です。

 

すべてを見て来たμ’s。

その最終幕。

クリスマス会のときのように、40度の熱が出ていても、這ってでも行くつもりでした。

見届けるんだと。

 

 

上間さんのライブ予定が、6月30日に入ったのは、この発表の2ヶ月後でした。

 

出会った日から、全種類集めていたであろうラブライブ!の、μ’sの思い出のピース。

その最後の1ピースを、僕は手にしない選択をしました。

 

這ってでもNHKの大ホールに行くと準備した日の目的地が

高円寺の小さなライブハウスに変わったのは、上間さんからの告知を見た瞬間でした。

自分でも、笑いましたけどね。

結局、38度の熱が出て、強い薬を入れて、元気なフリして這ってでも行くことになったのですが(笑)

 

2年の時間は、色々な景色を生みました。

僕はこの2年、この選択を即決するぐらい、上間さんに感謝しきれないほどの感謝の気持ちで、応援しています。

 

いろんなところでネタにされていますが、三森さんの武道館が終わったとき「もう、二度とやらない」と言った

フラスタの仕切りもやっていたりします(笑)

 

もうこんな熱く応援する人は出ないと思うたびに「もう好きな人に本気にならない」と言ってますが

おかげさまで

2004年のD.U.Pの幕張

2011年のけいおん!のSSA

2016年の三森さんの武道館

3回目の撤回です。

 

今回は周期も早くてすいません。

 

旧知の大勢の友人から「上間さんのどこがいいんだ?」と言われます。

言いたくなる気持ちはわかります(笑)

 

これには、僕はだいたい同じ答えを返します。

 

「真っ直ぐな目が好き」だと。

あと「一回見に来てくれればわかる」と。

 

高円寺で上間さんは初めて「青の衣装」をまといました。

今回の「レジェンヌ」というコンテンツでCVを担当しているキャラクターカラーが、青だったのです。

 

初めてキャラクターカラーが発表されたのもライブの数日前で

それまではてっきりライトグリーンだろうと思っていたキャラクターカラーがブルーだと聞いたとき

少し笑ったし、少し不安になったし、少し嬉しくて、期待している自分がいました。

 

今まで上間さんは、黒や赤の衣装が似合う人でした。

どちらかというと、衣装は「暖色」の人です。

 

一応、僕は前の職業柄、カラーコーディネーターの資格も持っています。

映像と色と音のプロです。

 

上間さんに「寒色」は似合うのかなぁと、そんな心配もしていました。

そして、なによりも・・・青は・・・ね(笑)

 

でも、青だと言われたら「緑系で準備していたフラスタ」も青にしなければいけません。

 

長年の付き合いのお花屋さんに、納品3日前に

「悪いんですが、お花の配色を緑から青に変更したいんですよ」と、簡単にできるだろうぐらいの気持ちで相談しました。

でも、長年のお付き合いのお花屋さんからは

「いやいやいや・・・あと3日で青を揃えるのは無理です・・・挿し札の変更はすぐできますが・・・」

との、意味がわからない返答でした。

 

挿し札の変更??と思って、よく話を聞いてみたら

「いまから50万円以上の分量の青は揃えられない。デザイン案もまだ頂けていない。

明日打ち合わせに来てもらったとしても、風船や加工物、そもそもスタンドの個数も間に合わない」とのこと。

 

「青の対象者を勝手に勘違いしている」と察しました。

 

「あああああああああああああああ!!違います!宛名は上間さんのまま、お願いしている規模のスタンドで

単純に緑系から青系に変更するだけです!!」

 

お花屋さんにも「青で上間さま宛てですか?」と、2回確認されました。

色々リアルに恥ずかしかったです(笑)

 

 

2018年、6月30日。

大切なNHKホールから、高円寺に行先は変わりました。

そこで大好きな上間さんが、初めて青い衣装でステージに立ちました。

とても綺麗で、似合っていました。

二度と作らないはずのフラスタ。

しかも「青」を、早くも作ってしまいました。

規模はまだ比較にならないぐらい小さいけれど、気持ちは負けないぐらいの大きさで。

 

μ’sのラストピースは、上間さんの物語の途中のピースと交換になりました。

これまで集めた上間さんのピースは、1つ1つの思い出が色濃い物がたくさんあります。

 

上間さんは、出会ったころから色々な偶然をくれます。

教え合ってもいない内容の話を、どちらからともなく先にし出したり、提案したり。

「以心伝心だね」なんて、昔は恥ずかしげもなく言ってたけど、いま言うと恥ずかしいからこの言葉は使わない(笑)

 

本気で悩んでいるとき、決まって上間さんは「何か」をくれます。

勇気だったり、優しさだったり・・・見ているかのような絶妙なタイミングで。

今回も。

 

 

僕はエミリオンです。

上間さんのことが本気で大好きな、エミリオンです。

 

大切な日だったから、記録しておかないとね。

他に好きな人ができたら、またすぐ撤回しちゃうから(笑)

 

思い出になる楽しい一日を、今回もありがとう!