遅延型フードアレルギーについて | 医科歯科連携診療普及協会のブログ

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一昨日、TBSの
「予約殺到!スゴ腕の専門外来SP4」
というテレビ番組で遺伝子検査
遅延型フードアレルギー検査が紹介
されていました。

この影響なのか、翌日から
栄養療養や副腎疲労症候群を専門とする
宮澤先生への問い合わせが殺到しているそうです。


分子栄養学的な治療が広く知られることを、
とても嬉しく思います。

しかし、この展開は想像以上に早く、
人々の健康意識の現われなのでしょうか?

順調に行けば、当協会の治療理論が
スタンダードになる日も近いかもしれません。


ところで、関係ないようですが、
3月に発売された
『ワクチンの罠』船瀬俊介著
は大変衝撃的な内容で、
いかに一般人がリスクにさらされているか、
不健康な人が多いのも「なるほどな」
と思わせる内容でした。

利権が全く絡まない
ジャーナリスト真骨頂という感じです。

船瀬さんは
権威のことばや調査、研究を多用するので、
非常に読ませるのが上手です。


小さい子を抱える我が妹にも読ませたところ、
それまでの認識が180度変わるくらいの衝撃だったようです。

他人事のうちはそ知らぬ顔をできますが、
自分や大切な家族がリスクに晒されるとなったら
問題への取り組み方が変わります。


このような本が広く読まれることによって、
「じゃあ何が正しいか?」
と皆が考え出し、
当協会の治療理論も普及するのではないかと
考えたりします。


この本を読んで、
現代に不健康な人が多い理由は、
現代は毒物にまみれているからですが、
ワクチンはその最たるものという印象を持ちました。

いつ発症するかわからない
「体内に埋め込まれた時限爆弾」
と書籍では表現していましたね。

大げさなようですが、本を読めばわかると思います。

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さて、そういうこともあるのかないのか、
人々の現代医療や薬への不信感、
何か新しい治療法が求められつつ
あるのかもしれません。


遅発型フードアレルギーとは、
いわゆる一般に言われている即時型アレルギー
とは異なり、数時間~数日後に
症状が現れる
ものです。

その症状は一見、
アレルギーとは無関係と思われるようなもの、
例えば頭痛、吐き気、下痢、便秘、
不安症状、情緒不安定、
関節炎、頻尿、鼻水、鼻づまり、
にきび、アトピー、ふけ、湿疹、多汗、
口内炎、むくみ
などがあります。

アレルギーと出た食品をしばらく食べないことによって、
抗体を体内からなくすことができ、症状が緩和します。
(除去食)

また、アレルギーで炎症を起こしていた腸管を休め、
腸内環境を回復させます。


先日から記事にしている有害ミネラルの
キレーションの準備としても、
この遅延型フードアレルギー検査の除去食は重要です。

注意点としては、
除去食をしてアレルギー反応が下がったからといって、
その食品を食べれるようになるかというと、
それは注意が必要で、
なぜかというと、体内に抗原を入れなければ
当然抗体が作られないからです。
抗原を入れれば、再びアレルギーは起こるかもしれません。


重要なことは除去食をして腸内の状態を整え、
有害物質を排泄しやすい状態にしておくことです。



また、遅延型フードアレルギーは、
頻繁に食べる食品に出やすいということです。

ですから、体にいいと思って、
毎日食べているものが実は症状の原因になっていた
なんてことも往々にしてあるようです。

一度検査してみることをお勧めします。


また、乳製品や卵、小麦にアレルギーがある人は
やっぱり多いですね。

即時型みたいに症状が出ないので
なかなか気づきませんが、
検査してみるとわかります。

小麦については先日記事にしましたが、
品種改良が進みすぎて
過去のそれとは全く違っているんですね。

ですから、小麦自体が悪いというよりは、
もしかしたら、品種改良された小麦を
異物と見なしているだけかもしれません。

乳製品にしても遺伝子組換の餌を食らった牛の乳
とそうでない牛の乳とでは違うようにも思うんですよね。

まぁこれは憶測ですが、
誰もここは調べていないと思うので、
完全否定もできないように思います。





医科歯科連携診療普及協会
事務局 岸正浩