お墓にお花が飾ってあるのは意味があると感じた昨日。

我が家のお墓の隣は、幼馴染の女の子の家のお墓で古いお墓です。
私のところは29年前に父が亡くなった時に買ったので比較的新しいのですが。

その隣のお墓は古いし、お盆の時くらいしかお花が飾っていなくて(みんな大体そうですね)ちょっと寂しい感じでした。

幼馴染のお父様は私たちが高校2年の時に急逝という若い時に亡くなられました。その方も私の父もPTA活動に担ぎ出され、PTA会長をさせられたという繋がりがあります。そのお宅も地元で会社されていたのかな?
幼稚園から中学まで一緒で近所なので父親同士も仲良くお付き合いがあったと思います。

昨日はそのお墓に綺麗なお花が飾ってあったので、わあ、珍しい〜と思い、失礼ながら古い墓石に彫られた命日のところを見にくいけれども見てみたら、幼馴染のお父様の命日でした。
昭和55年と書いてあったので43年前。

そんなに年数が経っても命日にはお墓参りをされて可憐なお花を供えるんだなと思ったら温かい気持ちになりました。

確か、その当時、彼女の妹さんが中学生でまさにPTA会長をされている時に急逝されたので、学校主催の告別式もあったと記憶しています。

父も参列して、その中学生の妹さんがピアノで「月光」を演奏されたとかで、父が大層感動して帰ってきました。

私が「私も子供ができたら、月光弾けるくらいにさせるんだー」と何気なく言ったら(高校生です)父が「俺もそのつもりだったよ」ともっと何気なく言ったことを忘れません笑。

そうだったか🤭

私は幼稚園からピアノを習い、真面目に通っていたので嫌で嫌で中学に入学した時にテニスをするからという理由でやめてしまいました。
やっとソナチネ2くらいまでしか弾いていなかったけど、だいたい初見で弾けるくらいにはなっていました。

でもやめてしまい、趣味で弾くこともなかったので、父は内心がっかりしていたのかもしれませんね。

その後、高校3年になって突如として趣味でピアノをガンガンに弾き始めて、母が「音大に行きたいならママ協力するわよ」と言った言葉も忘れません。「そんなの無理だよ」と思ったのも覚えています。そのくらい、リビングにピアノがあったのに、人の迷惑顧みず、楽譜を買ってきては弾いていました。
ビリージョエルとかビートルズが多かったかな。

そしてもっと年月が経ち、一人暮らしをして、クラビノーバを買った時、月光の楽譜を買って練習しだしました。
挫折したけど。

今でもほんのさわりだけ弾けます。ひどいが。

お隣の墓地にお花が飾ってあって、お父様の命日だということを知って月光の話を思い出しました。

あの時、私の父が48歳くらいだから、その方も同じくらいか少し年下だったでしょう。若いね。

他人のお墓に勝手にお線香を供えていいのかどうかわからないので手を合わせるだけにしてきましたが、まだお顔を覚えていました。子供の頃の記憶ってすごいです。

幼馴染とも中学卒業以来会うこともないけど、もしかしてすれ違ってもお互いに老けすぎててわからないのかもしれないね。