私にも憧れのご夫婦がいました。

 

それは、昔のドラマ「カミさんの悪口」の

 

田村正和さんと篠ひろ子さん。

 

なぜか時々、思い出しては「また見たいな」と

思っていました。

 

 

一番心に残るシーンは

お食事のシーン

 

だいたい毎回食事のシーンが出てくるのですが

お二人が、学校の教室のように

二つのテーブルを前後に並べて

同じ方向を向いてお食事するのです。

 

篠さんが後ろだったかな。

 

 

二人は仲がいいけれど

毎回小さい言い争いを

静かにするんです。

二人とも静かに話すタイプですからね。

 

 

篠ひろ子さんの妻っぷりが可愛くて

拗ねた時の様子が特にチャーミングで

私もあんな女になりたいと思ったものです。

 

 

二人には子供がいないのも

私にとってはリアルに感じられました。

 

 

誰かと夫婦になり、あんな会話をしたい。

そう思ってました。

 

 

検索してみたら

1993年10月から12月にかけて放送されていたようで

実は、私が落ち込んでいて

夫と暮らしていたマンションから

実家に帰っていた時期なんです。

その時にきっと毎週見たんだろうな。

自分が結婚に絶望していたので

余計にあのドラマのお二人が幸せそうに素敵に見えたんだろうな。

 

 

この時期、サッカーのドーハの悲劇があり

リバー・フェニックスが亡くなったり

なんだかな〜の時期でした。

だから忘れられません。

 

 

私は結婚に夢とか持てないし

もはや

結婚したら幸せになるとも思っていないのですが

田村正和さんの訃報を聞いて

即このドラマをまた思い出し

「そういえば、この二人は私の理想の夫婦だった」と

思い当たったのです。

 

 

もちろんドラマだから

登場人物が魅力的に描かれているし

外見も見目麗しいから当たり前と言えば当たり前

だけど、それを差し引いても

なんとも言えない「ほんわか」した空気感や

のんびりしたおっとりした雰囲気が

(記憶に間違いがなければ)

いいな〜〜と思うものでした。

 

 

きっと自分にはないものだからかもしれませんね。

 

どうやら

「カミさんの悪口2」は

youtubeで有料で見られるようなので

見てみようと思います。

 

 

 

そして

今回知りましたが

原作が私が好きな村松友視先生でした。

 

 

やっぱりね。。。。

 

 

村松先生も私の憧れの男性。

つながるな笑

 

 

最近、素敵だなと思っていた方の

訃報が続いています。

 

 

先日はトランペッターの数原晋さん

 

 

以前、ユーミンのアルバムで吹いてらしたし

最近では角松敏生のライブの動画で

よく見かけていました。

 

最近活動されていないけれど

どうなさっているんだろうと

気になっていましたが。

 

 

静かな控えめな物腰が素敵でした。

 

やっぱり自分にないものを求めるのかもしれない。

 

 

あの世って

きっと

心地いい場所ですよね。

 

 

ご活躍されて

私たちに夢を与えてくださったお二人に

 

 

合掌