私は46歳の時に会社が日本撤退して

無くなったんですね。

今から7年と8ヶ月前ね。

 

 

 

 

1月の初出社の時に発表があり

2月の末に撤退。

 

 

 

 

人材派遣会社の営業だったので

1月中は、契約している派遣スタッフさんと派遣先に

説明、別の会社への契約変更のお願いに

頭を下げてまわり、

それが終わると2月は

同僚たちは自分たちの仕事探しを始めました。

 

 

ほとんどの同僚はもちろん

次の仕事探しに躍起になっていました。

若い人も私のような年代の人も。

のんびりしていたのはたぶん私だけ。

 

 

1日一回会社に顔を出せば

出勤扱いになり

あとは、席でネットで仕事探しをしても

外出してもなんでも良かったので

ほとんどの人はそうしていたようです。

有給を使わずに済むから。

仕事が無くなるのが会社の都合なので

残った有給は全て買い取ってもらえたからです。

 

 

私は、会社が無くなると聞いた瞬間に

「願いが叶った」と思い

(この仕事をずっと続けるのは体がしんどいと思っていました

毎日くたくたでした)

先のことは何の不安ももたず、考えず

「貯金が無くなるまでのんびり自由に好きなことしよう」と

思ってました。

「もう会社勤めはしないだろう」とも感じていました。

もう満員電車に揺られるのは無理だわー

嫌だわと痛感していた。

身体は咳喘息になってしまったし。

 

 

 

 

だから

仕事探しは全くせず

2月に入ってから

早めに有給をとり

タイのチェンマイへ

タイ式マッサージを習いに行きました。

そもそもは

支援しているバーンロムサイのゲストハウスに

泊まりに行くだけのつもりが

本場で日本語で習えると知ってウキウキ。

 

 

 

疲れていたから、

タイ式マッサージによく行っていて

「これどうしたらできるのかな」と

いつも思っていたからです。

好きだから気になっていたの。

 

 

 

 

今はどうかわかりませんが

その頃はタイって30日以上滞在する時は

ビザが必要なんですけど

私はそんなことも知らず、

約30日の学校の後に

大好きなバーンロムサイのゲストハウスに滞在する予定も

入れて、確か35日くらいの日程にしたかと思います。

 

 

ビザが必要だとふと気がついたのが

出発の10日か1週間前くらい。

英語の書類を用意して申請しないとビザが下りない。。。

 

 

私は書類を作るほどの英語力はありません。

 

 

でも私は本当に強運なんですよ。

その時、懇意にしていた

人事部長がバイリンガルみたいな方で

事情を話したら即「作ってあげる」とのことで

速攻必要な書類を数枚英文で作ってくれたんですよね。

 

 

私の職歴を英語にするのも

担当が人事だから

あっけなくできるわけでしょ?

 

 

他部署の部長さんだけど、数ヶ月友達みたいに仲良くしてたので(オイ)

気持ちよく作成してくれたんですよね。

会社閉鎖のお仕事で超ーーーー多忙の中

(彼は3月末までの契約で閉鎖の業務を一人でしていました)

 

ま、その前から部長の愚痴とかも聞いてあげていたんです(笑)

 

 

 

確か、大使館に許可の下りたビザをとりにいったのは

出発の前日とかだったと思う。ギリギリセーフ。

 

 

私って強運だなと

改めて思うと共に

当たり前な気もしていました。

 

 

私、その部長さんに

会社撤退が決まる前から

すごく協力してたんです。

見返りを求めたわけじゃなくて

当たり前のこととして。

 

 

もしビザを持たずに

渡航していたら

次回の入国が危なかったかもしれず

セーフでした。

チェンマイが好きなのでね。

 

 

あとね

学校とは別に

初めてチェンマイに行った時は

空港にチェンマイに住んでる友人が迎えに

来てくださってたんですよね。

事前に、別の場所で待ち合わせをしていたのですが

気をきかせて空港で待っていてくれた。

知らない土地だからとてもありがたかった。

チェンマイって英語表記もあるけど

タイ語の表記が多くて

目的の場所に行くのが私にとっては

大変だったりしたから。

土地勘もない時で。

ネットで見ても何がなんだかわからないわけ。

 

 

 

 

初めてハワイに行った時は

一緒に行った姉が

仕事の都合で先に帰ってしまったのだけど

ホノルル空港で声をかけてくれた元JALの華僑の紳士が

その後、ずっと私の面倒を見てくれて

今でもホノルルに行くと

ご馳走してくれる。。。

(こっちがご馳走したいのにさせてくれない)

 

 

そういえば

オアフ島では、ホテルの人が島一周ドライブに

連れて行ってくれたし

ハワイ島ではガイドの方が

オフの日に一周に連れて行ってくれた。

もちろん無料で。。。

 

 

なんだろうなあと思う。

「恵み」って

何も期待せずに

委ねているとあるし

きっと誰でもあるんだと思う。

 

 

だから

私は

だいたい安心していられる。

 

 

 

守られてる感があるのね。

 

 

それは「誰かに」というより

「何か」に。

「大いなる何か」に。

 

 

私だけじゃなくて

きっとみんなそう。

 

 

みんな守られてるし

特別だし

それが普通なんだと思う。

 

 

怖いことって

そうそう起こらない

 

 

何か起きたとしても

受け入れて

委ねるだけ。

 

 

それで

運の流れに乗れるものです。

運の流れって

人生の自然な流れに抗わずに

身をまかせるってだけなのかもしれない。

 

 

 

なんとなく思い出したので

書いてみました。

 

 

 

 

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