こんばんは
いかり屋圭子です。
先日、ハイブランドのショップで販売員をされている方が
カウンセリングに見えました。
彼女のお悩みはずばり、上手に売れないこと。
もっと商品知識を勉強して、流れるようなトークで
仕事ができる先輩のように売りたいのに、
苦手なお客様にはひるんでしまう。
憧れのハイブランドなのに、経験も浅いし、
そもそも自分に自信がないから
お客様に必要以上にヘコヘコしてしまう。
彼女の容姿は
そのハイブランドのイメージに相応しく
見目麗しいタイプです。
モデルさんのようでおすまし顔をしたとしても美しい方です。
堂々としたら、
そのショップでもたぶん目を引くでしょう。
彼女がそこの商品を持ったらさぞかし似合うことでしょう。
彼女は、疲れているのに
知識を詰め込んで、苦手なセールストークをなんとかしなければと
思っていたようでした。
毎日、疲れて勉強しないで寝てしまう自分を責めてるようでした。
セールストークがうまくできないこともあり、
売れないと思っているようでした。
けれど、私がカウンセリングでしたお話は
「あり方」だけです。
「私はこのショップのイメージガールなのだ」
そのつもりでただそこにいればいい。
「お客様が私から買いたがっている」と思っていればいい。
「だって、私、○○のイメージガールだし」
「みんな私から買いたがるし」
「売れて売れて困っちゃう」
「あ、また売れた!」
そんな言葉を一緒に言いながら大笑いしました。
そして、むしろ笑わずにクールなモデルのように
お店に存在してみてねと言いました。
決して、へりくだらず、お客様と対等のつもりで
接客してねと。
そのブランドのイメージは庶民的ではない。
有名で高価で質もいい。
ツンとすましたくらいが似合います。
ヘコヘコした接客は似合いません。
そして、カウンセリング後の初めての出勤の日
彼女からメールが来ました。
「アドバイス通り存在したら売れました
魔法の言葉をたくさんたくさん呟いて、いっぱい驚きます」
やったね
ただ、自分がそこに自信をもって存在すればいい。
だって、彼女は本当にそこの商品が好きで、販売ができることに
誇りを持っている。
その商品の長い歴史のストーリーを語る時の
彼女の表情を見ていればわかりました。
自分が自分のことをどう思うか。
それだけで
高価な商品が売れたりします。
そもそも、そのショップに
売って欲しいと選ばれた時点で、そのハイブランドに相応しい人ですからね。
あーまた売れちゃった。
あーまた幸せにしちゃった。
幸福な魔法の言葉
自信は、自分で「勝手に」持つもの。
遠慮はいりません